現場の点検や備品管理、安全監視などの仕事は、これまで目視や手作業で行われてきました。
例えば、広い建設現場で、高所作業車がどこに何台あったかを調べたり、行方不明の装置を探し出したりするのは、現場を歩き回って調べるのが一般的ですね。
こうした点検業務を自動化するため、mign(本社:東京都渋谷区)は「obtec」というソリューションを開発し、2025年4月にリリースしました。
その特徴は、家具や備品、工具など、目的とするものを指定すると、
ナ、ナ、ナ、ナント、
AIが現場映像から“捜索”
し、その数を自動算出してくれるのです。(mignのプレスリリースはこちら)
このシステムは建設業やホテル、不動産管理会社、清掃業者など、現場での設備や物品を管理する仕事を自動化するために開発されました。
例えば、建物の中にベッドが何台あるのかを調べる場合、「検知対象」としてベッドを指定し、建物の内部を撮影した動画などを読み込ませると、AI(人工知能)が映像を解析し、映像の中でベッドが出てきた時に自動認識します。
そしてその数をExcel形式のシートに自動集計してくれるのです。
対応データ形式は、映像のほか静止画や間取り図も使えます。
対象とする“探し物”は家具や備品、工具などの物のほか、傷や破損個所も指定でき、さらには
危険動作のリアルタイム検知
も行えるのです。
そのため、現場での安全管理にも活用できます。
様々な備品にICタグやバーコードを張って管理する方法もありますが、これからは映像とAI解析を使うお手軽な方法も使えそうですね。
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