Meta Quest 3でCAD図面を現場に実寸表示! プロノハーツが「pronoDR+Draw」を発売
2025年5月20日

管理人のイエイリです。

Metaが開発・販売するスタンドアロン型のヘッドセット「Meta Quest 3」は、8万円ちょっとという手頃な価格で購入でき、VRゴーグルとして使えるほか、ARツールとしても使える複合現実(MR)対応機器です。

Meta Quest 3(写真:Meta)

Meta Quest 3(写真:Meta)

用途としては、没入感を味わえるゲームやエンターテインメントというイメージが強いですが、プロノハーツ(本社:長野県塩尻市)は建設分野で便利に使える「pronoDR+Draw」を開発し、2025年5月14日に発売しました。

2D CADの図面を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

現場上に実寸大で表示

することができるのです。(プロノハーツのプレスリリースはこちら

現場の床に重ねて実寸表示された2D CAD図面(以下の資料:プロノハーツ)

現場の床に重ねて実寸表示された2D CAD図面(以下の資料:プロノハーツ)

つまり、現場に設置する建材や機器の位置や周囲の通路などを、現場で“バーチャル墨出し”するような感覚で確かめることができるのです。

縮尺のある図面だとわかりづらかった現場でのスケール感を、施工前の段階で手軽に確認や検証が行えるわけですね。

線の色や図面の背景色は自由に変えられ、背景の透明度も3段階で切り替えることができます。

床のほか壁など自由な位置に図面を重ねてスケール感をイメージできる

床のほか壁など自由な位置に図面を重ねてスケール感をイメージできる

A3サイズの図面として見ることも可能

A3サイズの図面として見ることも可能

図面の背景色や線色は自由に変えられ、背景を透明にすることもできる

図面の背景色や線色は自由に変えられ、背景を透明にすることもできる

表示された図面に合わせて実物を置いてみることで、メジャーで測定することなく、

工事前の段取り確認

ができるので、作業負担が減ります。

もともと製造業向けに開発されたアプリですが、建設業でも「図面を実寸大で見る」というニーズに、大いに役立ちそうですね。

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