管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトをサクサクと動かすためには、高性能のCPUとグラフィックボード、そして十数GBのメモリーを搭載したデスクトップ型のワークステーションが理想的ですね。
しかし、そのBIMモデルを持って客先でプレゼンテーションするためには、モバイル型のワークステーションを使わざるを得ず、BIMモデルも少し容量を落としたり、ビューワー用のデータに書き出したりしていた設計者が多かったのではないでしょうか。
横松建築設計事務所(栃木県宇都宮市)の横松邦明専務も、以前は客先でのプレゼンにはモバイル型ワークステーションを使っていましたが、最近、“世界初のミニワークステーション”と言われる日本HPの「HP Z2 Mini」を導入してからプレゼンの方法が変わりました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
デスクトップ機をカバンに
入れて、客先まで出かけるようになったのです。
プレゼンの会場に出かけると、カバンの中からワークステーションや電源、キーボードなどを取り出し、客先が用意したプロジェクターやモニターに接続します。
そしていつものように、プレゼンを行うのです。
HP Z2 Miniの本体重量は約2kgでモバイル型ワークステーションより軽いくらいです。CPUは4コアのインテルXeonプロセッサー、グラフィックボードはNVIDIA Quadro 620、メモリーは最大32GBまで搭載できます。
その性能は、さすが、デスクトップ機です。先日も、ある大規模な建物の意匠、構造、設備が入ったフルBIMモデルでプレゼンを行いましたが、
1.6GBのBIMモデル
でも、そのままサクサクとウオークスルーができるほどでした。
デスクトップ機を気軽に担いで出かける時代になるとは。これまでの常識を打ち破った横松さんのワークステーション活用法には、驚かされました。
(お知らせ)
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