管理人のイエイリです。
東京の街並みは、大小様々なビルや橋、道路、鉄道などの土木構造物などからなり、3Dモデルにすると巨大なデータとなります。
インクリメントP、パスコ、キャドセンターは、東京23区のすべての建物にテクスチャーを付け、3次元都市データ化した「REAL 3DMAP TOKYO」を2016年10月に発売し、大きな反響があったそうです。
そして2017年8月1日にはこのデータをもとに、
ナ、ナ、ナ、ナント、
リアルタイムコンテンツ
制作に対応したバーチャルリアリティー(VR)用の3次元都市データ「REAL 3DMAP TOKYO for VR」を発売したのです。
まずは23区のうち、新宿、千代田、渋谷、目黒、港、江東、品川の各区を含む9区画(4km×4kmの単位)が発売されました。そのイメージ例を見てみましょう。
ヘッドマウントディスプレーを使って、東京の街並みをグルグルと回しながら360°体感できるVRコンテンツ制作が行えます。
キャドセンターのウェブサイトに掲載されている動作確認環境の一例よると、ヘッドマウントディスプレー(HMD)はHTC Vive、GPUはNVIDIA GeForce GTX 980 Ti、CPUはIntel Core i7-5930K 3.5GHz 6コア、メモリーは32GBとなっています。
このほか、16GBのメモリーを搭載したゲーム用のノートパソコン「DELL ALIENWARE NOTE」でも動作確認がとれているとのことです。
巨大な東京の都市モデルが、ノートパソコンでサクサク、リアルタイムで動かせるのは素晴らしいですね。
さらにリアリティーを高めているのは、ビルの窓や
カーテンウオールの反射
が考慮され、周囲の街並みが鏡のように映って見えることです。
これは、窓の部分に反射の設定が施されているからです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のデータを活用して、都市開発などの超リアルなプレゼンテーションを行いたいときなどに、使ってみてはいかがでしょうか。