管理人のイエイリです。
一般の人にとって、住宅の構造部分や工事の過程は、なかなか見られる機会がありません。
そこで積水化学工業 住宅カンパニーは、同社の住宅に関する様々なことを紹介した体感型ショールーム「セキスイハイムミュージアム」を住宅展示場や工場、中心市街地に開設しています。
まずは大阪、栃木、名古屋で開設し、2018年6月から本格的に全国展開を開始しました。はじめは8カ所の予定でしたが、お客さんに好評だったため計画を倍増し、
ナ、ナ、ナ、ナント、
全国17カ所にオープン
することになったのです。
展示内容は拠点ごとに異なります。例えば、想定される大地震を動画で体験できる「シアターネーム」や、セキスイハイムの構造体の実物模型、暮らしとエネルギーについて映像と音声で説明する対話型コンテンツのほか、建物の構造や建築工程を、
バーチャルリアリティー
で体感できるコーナーも用意されています。
積水化学工業はなぜ、これほど多くのミュージアムを開設しているのでしょうか。その理由は、受注獲得やその効率化に大きな効果があるからです。
2018年4月から同12月までの実績では、ミュージアムを訪れたお客さんの契約率は、ほかの人より10ポイント以上高くなったそうです。
住宅の耐震性能や建物構造、工事の進め方などは、紙のパンフレットだけでの説明では、よく理解できませんが、動画や実物を見ることで理解が高まるからでしょう。
バーチャルリアリティー(VR)を使うと、どんな住宅ができあがるのかを「見てから買う」ことができるので、お客さんには安心感があります。これからの住宅ビジネスでは「売るためのVR」活用が求められていきそうです。
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