管理人のイエイリです。
ひと昔前、政府のIT戦略で市民向けパソコン教室がはやったころのジョークとして、講師が「は~い、皆さん、ここでマウスを上に動かしてください」といったら、受講者がマウスを空中に持ち上げてしまったというものがありました。
ところがジョークではなく、実際に空中で使うマウスが登場しました。エバーグリーン(東京都千代田区)が開発した「USB接続トラックボールマウス DN-81439」という製品で、その開発コンセプトは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ごろ寝して使うマウス
というのものなのです。
「USB接続トラックボールマウス」の外観(左)と使用状況(右)(写真:エバーグリーン。以下、同じ) |
マウスはピストルのグリップと引き金を組み合わせたような形をしており、上部にカーソルを移動させるためのトラックボールやホイールのほか、中クリック、右クリック、ダブルクリックに対応するボタンが付いています。
よく使う左クリックは、引き金(トリガー)の部分を使います。左手でも右手でも、同じように使うことができます。
マウス上に配置されたトラックボールやボタンなど(左)と左クリックに対応するトリガー(右) |
台がなくても使え、マウスを持ちながらも空いた指でキーボード入力できそうなので、ごろ寝だけでなく、現場で使うパソコンのマウスとしても大いに活躍しそうですね。
さらに細かい機能として、マウスの解像度(DPI)を調整するボタンも付いています。このボタンを1回押す事に400DPI、600DPI、800DPI、1000DPIと順番に切り替えていくことができます。
そのDPIの値は、
ホイールの点灯色で分かる
ようになっているのです。
マウスの解像度を切り替える「DPI変更ボタン」 |
無点灯が400DPI、グリーンが600DPI、レッドが800DPI、レッドとグリーンの両方が1000DPIとのこと。細かい画面を小さな現場用パソコンで使うときにも重宝しそうですね。
ちなみに、お値段は1999円(税込み)とリーズナブルで、エバーグリーンが運営するネットショップ「上海問屋」で販売しています。