管理人のイエイリです。
CADやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用しても、なかなか効率化が図りにくいと言われるのが積算業務です。
公共工事などで使われる従来の積算基準は、紙図面から人間が数量を「手拾い」することを前提としているため、CADやBIMを使ってもそれに合わせるための手作業が必要だからです。
こうした非効率を解決するため、KK Generation(本社:東京都港区)は、「積算AI」を開発し、内装工事における活用例を公開しました。
内装工事用の紙図面や建具表、仕上げ表などをシステムにアップロードすると、
ナ、ナ、ナ、ナント、
AIが人間のように数量拾い
を行い、部屋別や部材別の数量を自動集計してくれるのです。(KK Generationのプレスリリースはこちら)
建物の平面図やキープラン図、建具表、仕上げ表などのイメージをアップロードすると、AIエージェントがまるで人間のように資料間のデータを連携させる煩雑な作業を行い、自動的に数量を算出します。
そのデータは、部屋別や部材別に整理され、 Excel形式のデータに書き出すことも可能です。
その一連の作業は「『積算AI』内装積算活用例」というYouTube動画で公開されています。
従来、人手によって行われていた複雑な
拾い作業をAIが代行
することで、効率アップや精度の向上、属人性の排除を同時に実現します。
同社は日本の建設図面に対応したAI開発に特化したスタートアップ企業で、東京大学でのAI(人工知能)開発経験を持つAIエンジニアなどが立ち上げました。
従来の積算基準は、手拾いを想定し、その作業を効率化するため、部屋ごとの数量を小数点1桁に「切り上げる」処理などを行っています。こうした細かい手順も、AIなら柔軟に行えそうですね。
一方、切り上げの累積によって部屋数が多い建物だと、基準通りに積算した場合、実数量よりも数パーセント多くなってしまうこともあるので、国土交通省の「建築BIM推進会議」や日本建築積算協会などでは、BIMによる積算の標準化に取り組んでいます。
今回の「積算AI」は、CADやBIMによる自動化に遅れていた設計事務所に、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)の恩恵を与えるとともに、手拾いからBIMへと変化しつつある積算基準の変化とともに、柔軟な自動化を実現するシステムと言えるでしょう。























