管理人のイエイリです。
1月29日に当コーナーで紹介した大成建設が開発を監修したiPadケースは、「え、建設会社が」、「プロ仕様の品、良いですね」、「これは引かれる」と、一般のユーザーにも大受けでした。
大成建設が開発を監修したiPadケース(写真:家入龍太) |
このケースは何のために作られたかというと、大成建設が開発した「Field Pad」というiPad/iPhoneアプリを便利に使うためだったのです。
このアプリは現場最前線でクラウドサーバー上の図面を閲覧したり、撮影した写真や入力したテキストなどの情報を、Dropboxなどのクラウドサーバーでデータ共有したり、PDF化した帳票を自動作成したりすることができます。
Field Padの画面。大判図面の表示や設計図書の閲覧がスムーズに行える(写真:家入龍太) |
ただ、Field Padで帳票を自動作成するには、コクヨS&Tが運営する「伝票@Tovas for スマートフォン」という有料のクラウドサービスを契約する必要があったため、どんな使い勝手なのか確かめてみたいと思っても、敷居が高い面がありました。
そこで、Field Pad運営事務局ではこのほど、思い切った決断をしました。まだ、このサービスを使ったことがない人のために、
ナ、ナ、ナ、ナント、
9月まで無料体験
ができる「伝票@Tovas for スマートフォン 無料トライアルキャンペーン」を始めたのです。(注:Field Pad自体は有料で1500円)
このクラウドサービスを使うと、現場で入力したデータを自動的にキレイにレイアウトして、PDF形式で図面や写真入りの報告書を作ってくれます。(どんなクオリティーの報告書ができるのかは、サンプルデータがこちらにアップされています)
「伝票@Tovas for スマートフォン」による伝票出力。「Field Pad」の「帳票出力」ボタンを押す |
するとPDF化された帳票が自動作成され、サーバーから24時間ダウンロードできるようになる(以上2点の資料:Field Pad運営事務局) |
伝票@TOVASのサービス概念図(資料:コクヨS&T) |
Field Padが便利なのは、「図面や資料を見るために、何度も現場事務所に戻らなくていい」という点ですが、報告書が自動作成できると「夕方、現場事務所に戻った後の仕事が減る」というメリットもプラスされることになります。
Field Padは2011年11月に発表されてから、A1やA2などの
大判図面を素早く表示
したり、A3やA4の電子書籍をスムーズに見られるようにしたりと、地道なチューニングが行われました。
地道なチューニングが行われてきたField Pad(写真:家入龍太) |
現場事務所に戻ってからの仕事が多いとお悩みのあなた、このチャンスに現場でのiPad活用やクラウドによる書類作成の省力化効果を体験してみてはいかがでしょうか。