管理人のイエイリです。
工事現場でおなじみの油圧ショベルの動きは面白く、大人でも運転してみたい人は多いのではないでしょうか。
10年ほど前に、「パワーショベルに乗ろう」などのゲームソフトが流行したことも、人気を裏付けています。
その夢を実現できる施設「Dig This」が今年4月に米国ラスベガスにオープンしました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
本物のパワーショベル
やブルドーザーに乗れる「建機のテーマパーク」なのです!
ラスベガスにオープンした建機のテーマパーク「Dig This」(写真:Dig This) |
「Dig This」のホームページ |
ラスベガスのホテル街に近い専用グラウンドで、15t級の315CL型油圧ショベル3台と10t級のD5型ブルドーザー2台を用意し、一般の人が思う存分、建機の運転を楽しめる施設です。
参加者は安全や重機に関する講習を受けた後、ヘルメットとベストを着用して建機の運転席でインストラクターから操作方法を学びます。
ベストを着用して油圧ショベルに挑戦する参加者たち(写真:Dig This) |
その後、インストラクターとヘッドセット型トランシーバーで連絡を取りながら、「ウオーミングアップ運転」を行い、建機が操作できるかどうかを確認します。
これが完了すると、いよいよ本番です。土砂の掘削や、目と手を連携させた運転、そして操作の精度などを訓練していきます。
3種類のコースが用意されており、一番お手軽な「ミニ・ディッグ(MINI DIG)」は1.5時間で200ドル、一番人気の「ビッグ・ディッグ(BIG DIG)」は油圧ショベルかブルドーザーのどちらかを選んで3時間で400ドル、そして最長の「メガ・ディッグ(MEGA DIG)」は両方の運転が楽しめて750ドルとなっています。
14歳以上で、身長48インチ(約122cm)以上の人なら参加できるとのことです。
「障害コース」に挑戦する油圧ショベル。後方にはブルドーザーが見える(写真:Dig This) |
「Dig This」の創始者、エド・マム(Ed Mumm)氏 |
このテーマパークについては、ツイッターなどでも話題になっていますが、私がその存在を知ったのは、建設業の新規事業開発などに取り組むグループ「どけんやナビ」がネット上に設けた
会員用会議室の書き込み
からでした。
昨日(7/7)、東京・南青山で開催されたどけんやナビの年次総会でも、このテーマパークのことが取り上げられ、日本でも事業化の可能性や、日本の建機ファンの実例などについて議論されました。
「建機テーマパークの日本での事業化」などが議論されたどけんやナビの年次総会(写真:家入龍太) |
お互い、商圏が重ならない地方の中小建設会社(土建屋さん)のメンバーで構成されたこのグループでは、実際にもうかっている新ビジネスの事例や補助金獲得のコツ、建設業が苦手とする広告・マーケティングの実例が惜しみなく公開され、情報共有されています。
具体的なノウハウにかかわる話が多いので、詳しくは紹介できませんが、新事業開発や経営力アップに関心のある方にとっては、どけんやナビは貴重な場です。ぜひ、ご参加ください。