管理人のイエイリです。
国土交通省の「i-Construction」推進によるICT土工の発注が増え、施工に使うICTブルドーザーの需要も増えています。
そこで、一般のブルドーザーを改造してICT化するケースも出てきますが、情報化施工用の3Dマシンコントロールシステムを後付けすると、GNSS(全地球測位システム)用のアンテナマストが排土板の上に立ったり、空中にぐるぐると配線が飛び出したりして、運転席からの視界が悪くなっていました。
こうした問題を解決するため、トプコンは画期的な後付けマシンコントロールシステム「3D-MCMAX」を2017年1月6日に発売しました。
GNSSアンテナを運転席の上に設置したため、
ナ、ナ、ナ、ナント、
アンテナマストが不要
になったのです。
そのため、じゃまな配線もなくなり、運転席からの前方視界が良好になりました。
3Dマシンコントロールを後付けしても、スッキリとしたICT建機になるので、安全性も高まりそうですね。
ブルドーザーの姿勢や小刻みな位置計測を行う慣性測定ユニット(IMU)には、互いに連携する高性能なものを2セット採用したため、高速走行時でも応答性の高い排土板制御を行えます。複雑な形をした盛り土や切り土も、設計図通りの施工が可能です。
運転席に設置されるコントロールボックスには、大きくて見やすい
カラータッチパネル
のモニターと、設計面からの高さは離れを表示するLEDライトバーが搭載され、直感的な操作が可能になりました。
これまで、「ICT建機はほしいけど、システムを後付けするとイマイチだな」と思っていた人も、使い慣れたブルドーザーをこんなスマートで使いやすいICT建機に変身させられる
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