夜間も使える!持ち運び式太陽光発電装置を発売
2011年4月5日

管理人のイエイリです。

東日本大震災の直後、家族や社員の安否確認や被害状況の把握などには、ツイッターなどインターネットを通じた通信が威力を発揮しました。

ケータイやパソコンの弱点は、内蔵バッテリーの充電が切れたとき、停電していると充電できないことです。

そこで大和ハウス工業は、停電時の非常用電源として活用できる電源装置「SOLAR STORAGE(ソーラーストレージ)」を4月1日に発売しました。

「パワーイレ」という可搬式リチウムイオン蓄電システムと、太陽光発電パネル(520W)を連係させた電源装置で、運びやすいようにそれぞれキャスターが付いています。

その特徴は、日中に太陽光発電パネルで作った電力を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

夜間でも使える

 

ことなのです!

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「SOLAR STORAGE(ソーラーストレージ)」の外観(写真:大和ハウス工業。以下同じ)

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可搬式のリチウムイオン蓄電システム「パワーイレ」(左)と太陽光発電パネル(右)。太陽光発電パネルは固定式のものも使える

「パワーイレ」は、大型リチウムイオン電池を製造しているエリーパワー(東京都品川区)の製品で、平常時には商用電力のほか、太陽光発電などで作られた直流電力も蓄えられます。地震が発生したときには揺れが到達する前に音声と液晶画像で緊急地震速報を知らせる機能も付いています。

太陽光発電システムはシャープ製で、産業用太陽光発電システムを架台に載せた可搬式と、屋外に常設できる固定式が用意されています。

充電時間は季節や天候などによって変わりますが、大体5~6時間が目安とのことです。パワーイレの蓄電池容量は最大で2kWhあります。太陽光発電だけで電力をまかなう「自立型運転」の場合は、システムを安定して稼働させるため、容量のうち約1.1kWh分を使えます。商用電力のみで充電した場合は約1.8kWh分が使えます。

では、太陽光発電だけで電気を作った場合、どれだけの時間、電気が使えるのでしょうか。例えば、45Wの照明3灯と携帯電話10台の充電、そしてノートパソコン3台を使った場合では、

 

約3時間使える

 

とのことです。

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太陽光発電だけの場合の使用時間

これだけの機器をつないで3時間電気が供給できると、かなり心強いですね。ちなみに、気になるお値段は一式252万円(税込み)です。

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