ルンバも真っ青!室内を賢く走行する東芝のロボット掃除機
2011年8月29日

管理人のイエイリです。

円盤形のロボット掃除機「ルンバ」を先日、遅まきながら購入しました。室内を掃除するとき、ランダムなジグザグ走行をするので、同じ場所を何回も通ったりすることがある一方、家具の脇に沿って念入りに掃除することもあり、気が付いてみれば室内がすっかりきれいになっているので感心します。

そのルンバに対抗する家庭用自走式クリーナーの新製品、スマートロボットクリーナー「Smarbo VC-RB100」が10月1日、東芝ホームアプライアンスから発売されることになりました。

円盤形の外観(直径355mm、高さ93mm、本体質量3.7kg)はルンバと似ていますが、大きく違うのは動きです。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

室内を几帳面に往復

 

しながら掃除していくのです。そのため、同じ場所を何度も通ることなく、室内を効率的に動くので、2畳のフローリングの部屋なら約2分で掃除できます。

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VC-RB100の外観と動きのイメージ(写真・資料:東芝ホームアライアンス。以下同じ)

「4つのお掃除モード」があり、自動、スポット、念入りのほか、付属リモコンで好きな方向に操作することができます。しっかり掃除したい時には、回転ブラシの速度をアップする「ターボ」、壁・家具などに接触しながら掃除できる「かべぎわ」、分単位で設定した時刻に自動で運転できる「タイマー/デイリー」という機能も搭載しています。

部屋の隅のゴミをかき集めるサイドブラシは左右に2個付いており、回転ブラシに付いた毛を外す機能などを備えた「6ステップゴミ取れ方式」により、ゴミの吸引から排気までを効率的に行います。

室内の障害物や壁との衝突防止機能や段差からの落下防止機能、赤外線で進入を防止する仮想フェンス機能も備えています。

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4つのお掃除モード

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6ステップゴミ取れ方式
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衝突や落下を防止する機能

こうした賢い動きができるのは、加速度センサーや距離検知センサー、ジャイロセンサーなどのセンシング機能と、カメラなど、

 

38個ものセンシング機能

 

と、2つのCPU(中央演算装置:ダブルブレイン機能)を搭載しているからです。カメラは上方167°の天井や壁を1秒間に30カット撮影し、データを分析します。

これらの機能を駆使して、室内を25cm平方の区画に分けて認識し、一度通ったルートを記憶しながら無駄なく走行します。

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本体の上下面には、様々なセンサーやカメラが取り付けられている。障害物や壁との衝突を避ける障害物センサー(赤外線方式)だけでも8個、約5cmの段差を認識する段差センサー(赤外線方式)も3個備えている

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167°の範囲を毎秒30カット撮影するカメラ機能

もちろん、掃除が終わった後は、自動的に充電器のところまで戻ります。1回の充電にかかる時間は約120分で電気代約2円。この電力で約100m2の部屋を約90分で掃除することが可能です。

「ムダなく、かしこく、美しく」をキーワードに開発されたスマートロボットクリーナーは、ルンバとどう違うのか試してみたいですね。ちなみに価格はオープンです。

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