管理人のイエイリです。
工事現場や施設の維持管理業務のIT化が進むにつれて、どんな端末を使うべきか悩むケースが増えてきました。
建設業界向けのシステムを各種、開発している応用技術は、このほどクラウド型の施設点検管理システムを開発。10月から建設会社や自治体向けに本格販売を開始します。
点検・施工管理のデータや現地で撮影した写真を現場からクラウドサーバーに送ると、その情報をウェブサイトでリアルタイムに共有できるものです。
現場で入力に使う端末は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
スマートフォン
なのです。アンドロイドを搭載したタブレット端末も使えます。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末と地図を利用した「点検業務管理システム」の概念図(写真:応用技術。以下同じ) |
スマートフォンのGPS機能を使うため、写真やデータには自動的に位置情報が付加されます。その情報を現場から携帯電話回線によってサーバーに送ります。
するとウェブブラウザーの管理画面は、自動的にその情報が入力された場所の地図とともに登録された情報を表示するので、社内の管理者はリアルタイムで入力されたデータをチェックできるわけです。
まだ、現地に人がいる段階で登録情報をチェックできるので、写真などのデータ内容に不具合があった場合などすぐに連絡して撮り直してもらうことができそうですね。サーバーに登録された情報はExcel形式のファイルでダウンロードできるので、すぐに報告書などとして使えます。
また、スマートフォンなどの端末には、図面や台帳などの資料を入力しておき、現地で見ることも可能です。
施工管理や点検業務を効率化する様々な機能 |
用途としては工事に先立って行う現況調査や申請用調査、工事現場での施工管理や施工指示、維持管理業務、検針などを想定しています。
スマートフォンならではの強みを生かして、
音声入力にも対応
できるので、より現場での入力作業が楽になりそうですね。
ちなみに、価格は初期費用として200万~500万円程度になるとのことです。