建築模型作りにいかが? レーザーカッターが使えるカフェがオープン
2012年3月8日

管理人のイエイリです。

ネットカフェからメードカフェ、はたまた猫カフェ、鉄道カフェ、OPEN BIMcafeなど、世の中には様々なテーマのカフェがオープンしています。

その中でも、建築や模型、アート作品づくりの愛好家にとって夢のようなデジタルものづくりカフェ「FabCafe(ファブカフェ)」が昨日(3/7)、東京・渋谷にオープンしました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

レーザーカッターが使える

 

カフェなのです。

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Fab Cafeのウェブサイト(資料、写真:FabCafe。以下、同じ)
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店内に備え付けてあるレーザーカッター

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Fab Cafeのメニューは、木材をレーザーカッターで切り抜いて作られている

カフェの中央には黄色いレーザーカッター(UNIVERSAL LASER SYSTEM VLS6.60。加工サイズは813 × 457mm まで)が置かれ、加工用の素材としては、アクリル板や合板、紙、ノート(500円~)、iPhoneケース(3900円~)などがお店に用意されています。

レーザーカッターを使いたいときは、30分単位で使える「Fabチケット」を購入します。最大3人で共有して使う「Fab Fun」が2000円、1人で占有できる「Fab Geek」が5000円でそれぞれラテつきです。

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レーザーカッターによる加工例。左からWhat Do You Fabシリーズ、A World in A Sheet シリーズ、FabCafe オリジナルシリーズ

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レーザーカッターで切り抜いたノリを使ったおにぎりの例

レーザーカッターで彫刻や切断したいもののデータは、

 

Adobe Illustrator(.ai)形式

 

のファイルをUSBメモリーなどに入れてお店に持っていきます。

データの作り方ですが、「RGB」のカラーモードにして、切断線の線幅は0.01ptでカラーは赤1色(R255/G0/B0)、彫刻する面のカラーは緑1色(R0/G255/B0)とし。カット用と彫刻用で別々のレイヤー分けをしておけばいいそうです。

Fab Cafeの「Fab」には、ものづくり(Fabrication)を楽しむ(Fabulous)という2つの意味が込められています。トータルプロデュースは福田敏也氏、諏訪光洋氏、林千晶氏が担当し、空間デザインは若手建築家として注目されている成瀬友梨氏と猪熊純氏が手がけました。またグラフィックデザインとプロダクトデザインは、大場なな氏、大野友資氏などが担当しました。

建築模型やインテリアデザインなどを手がける建築家やデザイナーにも、大いに利用価値がありそうですね。

レーザーカッターや3Dプリンターなど、最新のデジタル工作機械を手軽に使えるようにした「FabLab」という施設が世界的に広まっているそうです。

いつかはライブスチームの模型機関車を作りたいと願っている私としては、さらにCNC(コンピューター数値制御)の旋盤やフライス盤、バンドソーや鋳造施設が整った、ヘビーデューティーなカフェもできてほしいと思います。あ、そうなるとカフェというより、町工場と休憩室みたいになってしまいそうですね。

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