作業しながらPC画面を見る!メガネ形ヘッドマウントディスプレーが登場
2012年4月18日

管理人のイエイリです。

グーグルが開発中のメガネ形コンピューター「Project Glass」が話題になっていますが、携帯パソコンのUSB端子につないで、現場で図面やマニュアルなどが見られるシースルー型ヘッドマウントディスプレーが6月にブラサー販売から発売されることになりました。

AiRScouter(エアスカウター)」というもので、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

メガネに装着できる

 

のです。

パソコンとエアスカウターはUSBケーブルで簡単に接続でき、パソコンの画面を常に目の前で見ることができます。裸眼者用セット(WD-100G)と眼鏡者セット(WD-100A)が用意されています

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シースルー型ヘッドマウントディスプレー「AiRScouter」の装着例(左)。裸眼者用セット(左)(写真・資料:ブラザー工業、ブラザー販売。以下同じ)

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エアスカウターの接続方法
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視度の調整でパソコン画面を表示する距離を調整できる

図面や組み立て手順を説明したマニュアルを見ながら、現場で作業する時には、わざわざパソコンの画面を見に行かなくてもいいので作業効率が上がります。また、小型カメラやヘッドセットを使うと離れたところにいる技術者とテレビ電話のように話しながら、現場での修理などが行えます。

外光透過率が50%と高く、視野を妨げることがないので安全に作業できます。画面の表示位置は視度調整ダイヤルを操作することで約30cm~約10mの範囲で調節できます。工事現場で大きな部材の組み立てなどを行う時には、遠くに表示した方が見やすくなりそうですね。

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遠隔作業の支援や組み立て作業、ピッキング作業など幅広い用途に使える

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マニュアルでネジの締め付け手順を確認しながら作業する例
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ディスプレーに小型カメラを装着し、遠隔地の技術者と映像を共有し、テレビ電話のように話しながら修理を行う例。技術者の表情や声がリアルに分かるほか、画面上にも書き込みしてもらえます

画面の解像度はSVGA(800×600ピクセル)でフルカラーです。細かい文字もくっきりと見えるそうです。対応OSはWindows XPとWindows 7です。

オープン価格となっていますが、ブラザーの直販ショップでの参考価格は、両セットとも

 

19万9980円(税込み)

 

とのことです。

なお、この製品は業務向けのため、販売に際してはメールや電話で用途を確認するそうです。きっと、これをかけたままクルマやバイクなどを運転すると危険だからでしょうね。

建設業でも、図面やデジカメを持ち歩く作業など、アイデア次第でいろいろと使えそうな製品です。

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