ボンベが非常用電源に!ホンダがプロパンガス発電機を今夏発売
2012年5月2日

管理人のイエイリです。

東日本大震災以来、災害時の停電に備えて太陽光発電や家庭用蓄電池などが注目を集めています。こうした設備は、HEMS(住宅用エネルギー管理システム)など、ついつい高度なものを考えてしまいがちです。

そこで、Hondaは意表を突いた非常用電源の新製品を発売することになりました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

家庭用プロパンガス

 

で発電するポータブル発電機なのです。今年の夏からLPガス機器事業者に向けて供給を開始します。

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プロパンガス仕様ポータブル発電機(写真・資料:Honda。以下同じ)

一般家庭で使われているプロパンガスを燃料とするガスエンジンで発電機(EU9i)を駆動し、定格出力900VAを発電するものです。

よく使われている50kgのプロパンガスボンベで約100時間の発電が可能だそうです。また、発電機には正弦波インバーターを搭載しているので、商用電源並みの安定した出力を提供できます。

超低騒音で始動は簡単です。使用可能温度はマイナス15℃からプラス40℃までなので、冬場や夜間でも使えます。同社の調べによると、低圧LPガスで運転可能な出力1kVAクラスのポータブル発電機は、業界初だそうです。

プロパンガスは大抵、2本1組などで使われ、いつも補充されていますのでねいざというときにも燃料切れの心配がありません。一見、ローテクな燃料システムですがこれに発電機が組み合わさることで、非常時に使える電源が手軽に確保できますね。

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設置イメージ

900W以下の電気機器であればテレビやパソコン、照明機器など何でも使えますが、ちょっと出力が足りないのではと思う人もいるでしょう。

そんな場合は、

 

2台を並列運転

 

することで、最大1800VAまでの電力を提供できます。

系統接続とか、ややこしいことを考えなくてもいいので、気楽に使えそうですね。プロパンガスを使っている家庭や職場の方、1台用意しておくといざというときに安心できそうですよ。

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