管理人のイエイリです。
構造設計者を中心に根強いユーザーに支持されている建築ピボットの「DRA-CAD」は、今年の2月13日に25周年を迎えました。
発売以来、様々な機能が取り入れられ、2次元と3次元のシームレスな連携や、省エネルギー計算ソフトや日照シミュレーション計算ソフトとの連携、多彩な表現方法など、BIMソフトに勝るとも劣らない機能と表現力を持っています。
そこで建築ピボットではDRA-CADのユニークな使い方を競う「DRA-CAD25周年コンテスト」を企画し、今年の4月~5月にかけて応募作品を募集。その結果、23作品がエントリーされました。
そして6月15日~7月15日まで、
一般投票受付中
なのです!。
先日行われたAKB総選挙では、投票権を獲得するためにCDなどを買う必要がありましたが、“DRA-CAD総選挙”の方は誰でも無料で参加できるようになっています。
DRA-CAD25周年コンテストへの一般投票を呼びかけるバナー(資料:建築ピボット。以下同じ) |
25年の歴史あるCADだけに、エントリーされた作品もなかなかユニークです。
例えば、現場で役立ちそうな活用法としては「iPhoneを使って現場から事務所のDRA-CADにアクセスし、操作する方法」や「大判プリンターがなくてもA3用紙に分割出力して原寸図を作る方法」、「コンビニの複合機を使ってFAXやパソコンのない現場にA3図面を送る方法」といった現場で役立つものがあります。
芸術作品的なものとしては「独立以来、設計事務所とDRA-CADの15年の歴史をまとめた感動のビデオ作品」や、「スターウォーズのオープニングのように文字が流れるアニメをDRA-CADの3次元機能で作る方法」、「DRA-CADとイラストレーターを使った正確な絵画風イラスト作成」、「オフィスで働く人々のシーンを集めた人物添景集」などがあります。
このほか、「平面図を斜め30度に傾けて作る提案書の説明図」や「平面図からアクソメ図を作る方法」、「地図をDRA-CADに取り込んで自転車走行コースやや距離計測を行う方法」といったユニークな作品もあります。
エントリーされた23作品 |
面白いのは一般投票にツイッターも使用していることです。
各作品の下にはツイッターのボタンが付いており、クリックすると
「作品○番に投票します」
というように、ハッシュタグ「#DRACAD」が付いた書き込み窓が現れ、コメントをつけて投票できるようになっています。
そして、そのつぶやき集は、一般投票サイトの一番下で公開されています。このほか、ツイッターに参加していない人は、「メール」のボタンから投票することもできます。
一般投票サイトの一番下には、ツイッターに投稿された一般投票参加者のつぶやきがまとめて見られるようになっている |
エントリー作品を見ていると、DRA-CADのユーザー層の幅広さや、他のソフトと連携した活用方法の奥広さを感じることができました。さすが25周年の歴史あるソフトです。皆さんも一般投票に参加してみてはいかがでしょうか。