iPhoneのLiDARで2D間取り図を自動作成! 現場3D計測アプリ「Scanat」に新機能
2023年6月12日

管理人のイエイリです。

nat(本社:東京都港区)が開発・運営する現場3D計測アプリ「Scanat(スキャナット)」は、iPhone ProやiPad Proに搭載されているのLiDAR(ライダー)という3Dスキャナー機能を使って、部屋の内部を即座に3Dデータ化するものです。(詳しくは2023年2月14日付の当ブログ参照

iPhoneなどのLiDARを使って3D計測するアプリ「Scanat」。室内の形状を3Dデータ化し寸法や面積などを計測できる(以下の資料:nat)

iPhoneなどのLiDARを使って3D計測するアプリ「Scanat」。室内の形状を3Dデータ化し寸法や面積などを計測できる(以下の資料:nat)

その生産性向上効果は高く、natによれば2022年1月のリリース以来、ユーザーから「現場調査の時間が圧倒的に短くなった」とか、「赤字覚悟で受けた案件もScanatの活用で黒字化できた」などの声も上がっているそうです。

一方、課題としては3D間取り図データから、現場でよく使われている2D図面に直すのにひと手間かかることがありました。

Scanatで作成した3D間取り図。これを2D図面化するのにひと手間かかっていた

Scanatで作成した3D間取り図。これを2D図面化するのにひと手間かかっていた

この課題を解決するため、natは2023年6月1日、Scanatをメジャーアップデートした「バージョン1.1.0」をリリースしました。

新バージョンでは、現場をスキャンして作成した3Dモデルを、

ナ、ナ、ナ、ナント、

2D間取り図に自動変換

する機能が付いたのです。(natのプレスリリースはこちら

Scanatの自動変換機能によって作成された2D間取り図

Scanatの自動変換機能によって作成された2D間取り図

これによって、既存図面がない物件でも、現場をiPhoneやiPadでスキャンするだけで、その場で現況図が作成できますね。

出力ボタンを押すだけで、寸法入りの簡易図面をDXF形式で出力する機能も開発しています。

今回のバージョンアップでは、現場計測した3Dモデル内で計測した寸法や面積、メモの数値データやテキストを、CSV形式で瞬時に出力し、見積書や報告書の作成に使えるようにしました。

計測したデータは、用途に応じて色分けや表示/非表示を設定できます。

3Dモデル内で計測したデータやなどをCSV形式で書き出した例

3Dモデル内で計測したデータやなどをCSV形式で書き出した例

このほか、複数の現場で計測した3Dデータをわかりやすく管理するため、「モデルリスト画面」も改善されました。

物件の住所やメモを入力できるほか、モデルリストに表示する「アイコン」を物件ごとに3Dモード、俯瞰(ふかん)モード、内見モードから選んで表示できます。

複数の現場で計測した3Dデータをわかりやすく管理できる「モデルリスト画面」

複数の現場で計測した3Dデータをわかりやすく管理できる「モデルリスト画面」

法人プランのユーザーは、アカウントを管理者と使用者に分けて管理できるID一元管理機能も付きました。

アプリで撮影した3Dモデルから、図面を作成する「CAD図面作成代行サービス」はこれまで、居住用物件の平面図だけを対象としていましたが、

オフィスや店舗

などの平面図や立面図、天伏図の作成も可能になりました。

作成した図面は、DXF、DWG、JWWの内1種類と、PDF形式で納品されます。

CAD図面作成代行サービスで納品される図面のサンプル

CAD図面作成代行サービスで納品される図面のサンプル

今回のバージョンアップで、Scanatは人手不足に悩む建設業の課題を解決するため、3Dモデルから2D図面を作成する「ひと手間」を自動化し、図面作成を外注する場合も3Dモデルの送信によって「移動のムダ」や「計測の手間」の大幅削減を実現しました。

現況図作成業務において、かなりの生産性向上が期待できそうですね。

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