管理人のイエイリです。
工事現場で使うIT機器には、基本的に防水、防じん、耐衝撃性という3つの性能が求められます。
横浜市のコヴィアとコヴィアネットワークスが今後、発売予定の業務用携帯端末「Covia Vogu」シリーズの新製品「CRV-300」シリーズは、工事現場での使用に必要なこれらの性能に加えて、
ナ、ナ、ナ、ナント、
-10℃でも動作する耐寒性
まで備えているのです。OSはAndroid2.3です。
「CRV-300」シリーズの外観。写真はイメージとのことですが、いかにも頑丈そうです(写真:コヴィア。以下同じ) |
防水・耐じん性能は、JIS/IEC 保護等級の「IP67」に準拠しています。そのため、一時的なら水没しても内部に浸水しない防水性能と、粉じんが内部に侵入しない防じん性能を備えています。
コンクリート上に約1.2mの高さから落としても大丈夫な耐衝撃性もあります。動作可能な温度は-10℃~55℃と広く、極寒や灼熱の現場でクルマの中に置き忘れても-40℃~80℃まで耐えられるので安心です。
液晶パネルは3.5型、480X800画素で、静電容量式のタッチパネルを備えています。こうした「タフ」な仕様ですが、スマホと同様な操作ができるので便利ですね。
背面にはオートフォーカス機能付きの500 万画素のカメラ、手前側には30万画素のカメラを搭載しています。このほかコンパスや気圧計、高度計、温度計、歩数計、高輝度LED 照明、大音量スピーカーなど様々な機能を搭載しています。
2012年7月には、まずWi-Fiモデルの「CRV-300W」を発売し、2012年秋には3G通信モデルの「CRV-300U」を発売する予定です。
コヴィア・ネットワークスの強みは、インターネット電話のクラウドサービス「FleaLine」を提供していることです。この端末をFleaLineと組み合わせると、発着信可能な専用電話番号が使えます。
そのため、事務所と現場スタッフ同士が
内線電話として無料通話
できるのです。
海外出張の際もインターネット接続環境さえあれば、国内電話が無料で転送されるほか、国内への電話が国内料金で利用できるというメリットがあります。
米国などではカフェやホテルのロビーなどで無料Wi-Fiが提供されている店が増えています。発着信可能な電話番号付きのインターネット電話は、今後、ビジネスでも便利に使えるようになりそうですね。