管理人のイエイリです。
最近、様々なタブレット端末が発売されています。しかし、機器にとって過酷な環境にある工事現場で使うことを考えると、パソコンやデジタルカメラと同じように水、ホコリ、落下衝撃に強いものが欲しいという人も多いのではないでしょうか。
そんな工事現場関係者の心をがっちりとつかむタブレット端末シリーズ4機種を、9月にカシオが発売することになりました。
一般的なタブレット端末の形をした「V-T500」と、メモパッドのようなケースが付いた「Paper Writer V-N500」などで、それぞれLTE高速データ通信に対応したタイプ「WJ」と、無線LAN、Bluetoothのみに対応したタイプ「J」があります。
一般的な形の「V-T500-WJ」(左)とケース付きの「Paper Writer V-N500-WJ」(右)(写真:カシオ。以下同じ) |
耐衝撃設計により落下強度1.0m、「IP54」の防じん・防まつ性能を備えているほか、
ナ、ナ、ナ、ナント、
-20℃の極寒条件でも動作
するタフさが売り物なのです。
6点マルチタッチやデジタイザーペン入力に対応した10.1型液晶画面のほか、前面と背面にそれぞれ500万画素のカメラを装備しています。
このほか、非接触ICカードやRFIDを認識できるNFCリーダライター、GPS測位機能や加速度、地磁気、照度のセンサーも備えています。
充電には「非接触充電方式」を採用しているため、接点不良による充電トラブルがありません。大容量リチウムポリマー充電池と徹底した省電力設計で、電池はWJタイプは約12時間、Jタイプは約10時間ももちます。充電池を交換する時は、副電池で状態を保持。速やかに業務を再開できるようになっています。
ケース付きの「Paper Writer V-N500」は、内蔵カメラを使った面白い機能を備えています。その一つがメモパッドの上に書類を載せてケースを閉じようとするときに書類を前面カメラで撮影しデジタル化する「ページ閉じショット」です。
またもケースをスタンドにして横置きしその前にノートや閉じた書類を置いてページをめくる度に自動撮影する「ページめくりショット」という機能もあります。
書類を自動的に電子化できる「ページ閉じショット機能」(左)と「ページめくりショット機能」(右) |
どちらも撮影した画像は、
自動的にゆがみを補正
し、スケジューラーと連動したイメージデータとして保存。スケジューラーから簡単に検索できます。
このほか名刺リーダ機能も備えており、文字を自動認識して会社名や部署名、氏名、メールアドレス、所在地、電話番号などを自動的にアドレス帳に登録します。
電子化した書類は日時とスケジューラーの件名から簡単に検索できる(左)。名刺リーダ機能も備えている(右) |
工事現場の過酷な条件にも耐えるタフさと、紙の書類をスマートに電子化するスマートさを備えたこのタブレット端末は、これまでになかったタイプと言えるでしょう。
現場で手書きメモした図面を電子化してもよし、資材の写真を撮影するとともに納品書を電子化するのもよし。あなたはどのように使いますか?