管理人のイエイリです。
建設現場や工場などで使われるクレーン用の吊り具には、2点吊り、3点吊り、4点吊りなど、多点吊りのものがあります。
これを使って作業するとき、吊り具の長さや吊り角度から、吊り具1本当たりの使用荷重を計算し、許容値以内に収まっていることを確認する必要があります。
もし、計算を間違えると、重大な事故につながる可能性もありますね。
そこで、吊り具メーカーの大洋製器は今年8月に、これらの計算が簡単にできる玉掛け専用の多点吊り計算アプリ「D.C.吊る~ん」のAndroid版を無償公開しました。
Android版に続き、同社は11月20日に、
ナ、ナ、ナ、ナント、
したのです。
iPhone版「D.C.吊る~ん」の初期画面(資料:大洋製器。以下同じ) |
このアプリを使うと「吊り具(スリング)長さ」、「吊り角度」、「吊り高さ」、「吊りピッチ」、「吊り荷の荷重」、「吊り具(スリング)1本当たりにかかる荷重」などを、既知の値を画面から入力することで簡単に求められるようになっています。
入力画面(左)と説明画面(右) |
iPhone版がリリースされたのは、Android版のアプリが公開後、
1000人以上がダウンロード
し、約5000回も使われたからだそうです。
使ってみたい方は、Android版はGoogle Playから、iPhone版はiTunes App Storeからダウンロードできます。ぜひ、試してみてくださいね。
現場最前線の玉掛け作業で、数カ月でこれだけダウンロードされ、使われたというのは思わぬヒットですね。
これからも現場のIT化を担うスマホ用アプリがいろいろと出てくることを期待したいです。
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