管理人のイエイリです。
新年あけましておめでとうございます。
今年も「建設ITワールド」をよろしくお願いします。
2010年4月にスタートした当サイトは、アクセス数は当初の約3倍、メルマガ購読者数は当初の4倍以上になりました。皆様のご愛顧を、心から感謝いたします。
昨年も国内外のBIMやCIMなどをはじめとする建設ITの情報を当サイトで発信してきました。では昨年の記事で何が好評だったのかを振り返ってみるべく、ログ解析を行ってみました。
その結果、ダントツで人気記事1位だったのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、iPhoneやiPadで部屋の角などを“撮る”だけで、
間取り図を自動作成
する無料アプリを紹介した記事だったのです。記事を掲載したのは昨年の4月24日でしたが、その後も検索エンジン経由でのアクセスが多い「ロングセラー」の記事になっていたことが1位に輝いた要因でしょう。
フリーソフトの記事は人気があります。3位はオートデスクのフリーソフト「123D Catch」を私が試してみた記事でした。私が何かを試す記事というのは、大抵、ネタ切れの時で苦しまぎれに書くことが多いのですが、意外な人気でしたので、今後も取り組んでいきたいと思います。
ちなみに、前年の1位は姉妹ソフト「123D」を紹介した記事でした。123Dシリーズの人気がアクセス数からも裏付けられた感じです。
また9位にはオートデスクがiPad用に開発した「FormIt」というフリーの3次元デザインアプリの記事がランクインしました。
上位にランクインした記事には意外なものもありました。2位は大手設備会社の新菱冷熱工業が行っている新入社員向けのBIM教育についての記事でした。大人数の新入社員を対象に、長期間かけて本格的なBIM教育を行っている同社のユニークな人材育成法が注目を浴びたものでしょう。
そして4位も超意外な記事がランクインしました。フォーラムエイトの「UC-win/FRAME(3D)」という構造解析ソフトの記事です。「サクセスストーリー」というPR記事のコーナーに掲載したものですが、「平成24年の道路橋示方書改訂」というキーワードから、検索エンジン経由で多くのアクセスを集めました。
タブレット端末の記事も人気がありました。5位にランクインしたのは、iPadに防水・防じん・耐衝撃性を付加する頑丈なケースを紹介した記事でした。また、10位には大成建設が開発した現場向けのiPadアプリ「フィールドパッド」について同社の田辺要平氏に直撃インタビューした記事が入りました。
また、2011年の東日本大震災をきっかけに、住宅メーカーなどがスマートハウスを続々と発売していることを反映してか、スマートハウスの心臓部とも言える「HEMS(住宅用エネルギー管理システム)」事業を東芝グループが強化しているという記事も8位に入りました。
そして注目すべきは日ごろ、多くのアクセスを集めるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)関係の記事がどうなっているかです。BIMについて正面から取り上げたものとしては、唯一、清水建設千葉支店での施工段階におけるBIM活用を紹介した記事が7位に入りました。
“土木のBIM”ことCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)も負けてはいません。6位には当時の国土交通省技監である佐藤直良氏がCIMについて熱く語ったセミナーの記事が堂々、ランクインしています。
佐藤氏は昨年9月に、
ナ、ナ、ナ、ナント、
国交省の事務次官に就任
し、今やCIMをトップダウンで導入する立場になっているのです。
この記事では、技監当時の佐藤氏がCIMについて語る貴重な写真も掲載されています。
「建設ITワールド」では、今年もさらにパワーアップして建設ITに関する情報発信に努めていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。