現場ニーズを徹底追求!大成建設監修のiPadケースが市販されていた
2013年1月29日

管理人のイエイリです。

大成建設はタブレット端末「iPad」を使って現場最前線での施工管理を行えるアプリ「Field Pad」を2011年に開発し、現場での活用を進めています。

このアプリは、クラウド上にアップされた図面や工事関係資料などの閲覧や、図面上に「ピン」をつけて現場の写真やコメントなどをひも付けて保存、さらには帳票として出力できるのが特徴です。

しかし、iPadをそのまま現場に持ち出すと、落としたりして破損しがちです。そこで、大成建設は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

iPadケースの開発を監修

 

し、現場での使用にたえるものを実現したのです。

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工事現場用iPadケースを肩にかける大成建設建築部の田辺要平課長(写真:家入龍太。以下同じ)

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Field Padを操作中の様子

 

ホルダーの開発に携わった大成建設建築部の田辺要平課長は「iPadのケースには防水・防じん・耐衝撃性を持ったものが市販されているが、工事現場で便利に使えるものがなかった。防水よりもむしろ落とさないことを最優先するため、ケースのひもを肩から外さないで使える構造にした」と説明します。

そのこだわりが最も表れているのがホルダーのふたを開ける部分です。一般のiPadケースは、iPadのボタンを右にして持ったとき奥から手前に開く構造になっています。その点、このiPadケースは手前から奥に開くようになっているのです。

そのままフタを折り返して入力操作を行ったり、写真を撮ったりすることができます。テーブルなどに置くときは、フタがスタンド代わりにもなります。

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手前から奥に開くフタが使いやすさのポイント(左)。フタはそのまま折り返すと肩からかけたままiPadを操作できる

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写真撮影の状況。カメラのレンズやUSB端子の部分には切り込みが入っている(左)。フタをたたむとスタンド代わりにもなる(右)

このホルダーを使い始めてから、大成建設の現場では

 

iPadを壊したことがない

 

そうです。

さすが、現場で求められる機能や操作性を徹底追求して開発したホルダーだけありますね。

このケースは一般のiPadユーザーも、シーエフ・カンパニーから通販で購入することができます。商品名は「建設現場用 新iPadケース」というもので、色は紺、グレー、ベージュの3色が用意されています。気になるお値段は税込みで9000円です。

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シーエフ・カンパニーの通販サイト(資料:シーエフ・カンパニー)

また、Field Padも近々、バージョンアップされ、より使いやすくなるようです。お楽しみに!

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