CO2削減率57%!CASBEE大阪みらい「Sランク」のヤンマー新本社が着工
2013年2月5日

管理人のイエイリです。

昨年3月、創業100周年を迎えたヤンマーは、創業の地である大阪・梅田にヤンマー新本社ビルを建設することになり、1月29日に起工式が行われました。

このビルには、ヤンマー製のガスヒートポンプエアコン・マイクロコージェネレーションといった環境性能に優れた空調機器のほか、太陽光・太陽熱発電システム、自然採光用ボイドや外壁ルーバー、壁面緑化など、最新の環境技術が導入されています。

これらの機器や発電システムを、ヤンマーが独自に開発した省エネ運転システムで最適に制御します。

その結果、ヤンマーのオフィスフロアにおける竣工時のCO2排出量は一般的なオフィスビルに比べて、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

57%も削減できる見込み

 

だそうです。

20130205-image1.jpg

最新の環境技術が満載のヤンマー新本社ビル完成イメージ(資料:ヤンマー)

ビルは鉄骨・鉄筋コンクリート造の地下2階・地上12階建てで、延べ床面積は約2万1000m2の規模です。5階には中間免震構造を採用し、災害対策を強化しました。完成は2014年10月の予定です。

うち、地下2階から地上4階は商業ビルのフロア、地上6階から最上階はヤンマーグループ本社のオフィスになります。

これからの100年の公開にこぎ出す「ヤンマーブランドの象徴」として、ビルの外観は船の船首をイメージした大胆でおしゃれなデザインを採用しました。

20130205-image2.jpg

船の船首をイメージした外観(資料:ヤンマー)

大阪市では、家庭やオフィスビルから排出されるCO2が50%以上を占めているそうです。そこで、大阪市では2011年4月から同市独自の建物の環境性能総合評価指標である「CASBEE大阪みらい」を実施し、5000m2を超える新築建築物に届け出を義務づけるとともに、300m2以上~5000m2以下の新築建築物も任意届け出の対象として拡大しました。

ヤンマーグループ新本社ビルでは、様々な環境対策を施したした結果、CASBEE大阪みらいの

 

最高となるSランク

 

を実現する計画です。

20130205-image3.jpg

CASBEE大阪みらいのパンフレット(資料:大阪市)

このビルは「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」を目指して計画されたそうです。完成後も新たに開発された新技術を導入するなどして、真のZEBを実現していってほしいですね。

(Visited 2 times, 1 visits today)

Translate »