46年前のタイルも復元!本物そっくりのデジタル補修タイル「ピタセラ」
2013年7月26日

管理人のイエイリです。

マンションの大規模修繕工事でよく問題になるのが、脱落したり、ひび割れたりしたタイルをどう調達するかです。タイルが製造中止になっていることも多いからです。

近い色のタイルを選んでも、ほんの少し色調が違っただけで目立ってしまいます。

そこで画期的な新製品が登場しました。大理石モザイクやアートタイルなどの製作を行う東京ザイジェン(茨城県常総市)が8月から受注を開始するデジタル補修タイル「ピタセラ」というものです。

新しく用意した白地色タイルの上に

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

高精細の絵柄を焼き付け

 

て製作するのです。

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製作工程

 

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デジタル補修タイル「ピタセラ」。既存のタイルとほとんど見分けがつかない仕上がりです(写真:東京ザイジェン。以下同じ)

平滑な面だけでなく、割肌や山型などの特殊面やまぐさ、曲がりなどの役物にも対応可能です。素材はJIS規格の磁器タイル(外部用)とのことです。また、一般環境のもとでは数十年間色あせしないとのことです。

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復元したタイル。

もとのタイルの「テクスチャー」をそのまま実物のタイル上に再現する技術と言えるでしょう。そのため、「イスラム模様」などの絵柄タイルや、髪の毛1本ほどの模様も再現できます。

同社サイトには

 

46年前のタイルを復元

 

した事例も掲載されています。

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復元された46年前のタイル

気になるお値段ですが、「45二丁サイズ」(約45mm×95mm)で200枚までが19万5000円(税別、運賃別)と以外にリーズナブルです。納期は10日~25日程度とのこと。

このほか対応可能なサイズは約45mm×45mm(45角)、約94mm×94mm(94角)、45mm×145mm(45三丁)、60mm×108mm(小口)など、最大300角まで対応できるそうです。

タイルの入手で困っている方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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