BIM/CIMとExcelを連携!4D施工計画もできるGSAのビューワー
2014年12月1日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のソフトは外国製が主流ですが、国内のベンダーも頑張っています。

本日(12月1日)、GSAは、BIM/CIM総合コミュニケーションツール「BIM/CIM Ark Series」を発売します。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

複数のBIM/CIMモデル

 

や3Dモデルを合体し、軽快に見ることができるのです。

対応データ形式はIFC形式とDWG形式です。

様々なBIMやCIMのモデルを合体・表示した例。データの合計容量は1.43GBある(資料:GSA。以下同じ)

様々なBIMやCIMのモデルを合体・表示した例。データの合計容量は1.43GBある(資料:GSA。以下同じ)

合体したモデルは、視点を「シーン」として登録できるほか、ウオークスルーによって3D空間内を歩き回っているように見られます。

そして、任意の断面でモデルを切ったり、半透明にしたりして内部を確認できるほか、設計変更などを朱書きすることも可能です。

さらに各部材を時間のデータとひも付けて、4Dによる施工シミュレーションも行えます

ウオークスルー機能●

ウオークスルー機能●

モデル上に朱書きできる「アノテーション」機能

モデル上に朱書きできる「アノテーション」機能

半透明表示(左)と断面で切ったモデル(右)
半透明表示(左)と断面で切ったモデル(右)
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また、統合したBIM/CIMモデルは実行形式のファイル「EXEパック」に出力できるので、ソフトがインストールされていないパソコンでも見ることができます。

発注者や施主にこれを渡すと簡単に情報共有ができそうですね。

実行形式の「EXEパック」で統合モデルを見た例●

さらに、注目すべき機能は、

 

EXCELで属性情報を編集

 

できることです。

もとのBIM/CIMモデルの属性情報をExcelやCSV形式で書き出したり、編集後に読み込んだりできるので、維持管理段階でもBIM/CIMモデルの2次活用が可能です。

機能全体の概要図

機能全体の概要図

「BIM/CIM Ark」シリーズは3つの製品に分かれています。無償版の「Viewer」では様々な表示機能が使えるほか、有償版の「Assist」はEXEパックの出力や朱書き機能、そして最上位版の「BIM/CIM
Ark」は4Dシミュレーションや属性情報の表示・編集が可能です。

GSAのウェブサイトから、30日間無料で試せる体験版がダウンロードできますので、BIM/CIMの本格的国産ビューワーの使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。

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