夜はお持ち帰り可!価格も“破壊的”なトプコンのモバイルマッピング
2014年12月17日

管理人のイエイリです。

トプコンは12月12日、高精度に3次元データを収集、活用するための新製品を一挙に3つも発表しました。昨日(12月16日)、当ブログでご紹介したUAVセットもその1つです。

2つ目の新製品は、3Dレーザースキャナーをクルマに取り付けて走行しながら路面や街並みの3D形状を計測する「モバイルマッピングシステム」の新製品、「IP-S3 HD1」です。

新発売のモバイルマッピングシステム、「IP-S3 HD1」(写真・資料:特記以外はトプコン)

新発売のモバイルマッピングシステム、「IP-S3 HD1」(写真・資料:特記以外はトプコン)

大きさは現行機種の約半分に

大きさは現行機種の約半分に

現行の同社製品に比べて半分の大きさになったため、作業が終わった後はクルマから取り外して、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

ホテルの部屋にお持ち帰り

 

ができるのです。

作業が終わった後は、クルマから取り外せる

作業が終わった後は、クルマから取り外せる

夜はトランクに入れてホテルの部屋にお持ち帰りできる

夜はトランクに入れてホテルの部屋にお持ち帰りできる

数千万円もする高価な機器なので、出張測量の際、その辺に駐車しておいた場合は盗難が心配ですが、部屋で保管できると安心ですね。

スキャナーは回転式のものが1台付いているだけですが、同社の現行製品に比べて5倍の高密度で点群データを取得できます。

そのため、道路の縁石など、これまでデータが取りにくかった部分もはっきりと点群データが取れます。

現行製品に比べて5倍の高密度で点群が取れる

現行製品に比べて5倍の高密度で点群が取れる

価格はオープン価格ですが、ざっくりとした本体価格は

 

3500万円程度

 

とのこと。

これにクルマとデータロガー、データ記録用のパソコンを合わせても、4000万円あればモバイルマッピングシステムとして点群データが取得できるわけです。

12月12日、東京・丸の内で開催された同社のイベント「TOPCON INNOVATION JAPAN 2014」で、トプコン代表取締役社長の平野聡氏は「中期経営計画の成長戦略の1つとして“破壊的戦略商品”を上市する」と語りました。

その言葉を裏付けるように、「IP-S3 HD1」はリーズナブルで高性能の破壊的戦略商品と言えそうです。この製品は、2015年3月に発売の予定です。

TOPCON INNOVATION JAPAN 2014であいさつする平野聡代表取締役社長(写真:家入龍太)

TOPCON INNOVATION JAPAN 2014であいさつする平野聡代表取締役社長(写真:家入龍太)

会場でお披露目された「IP-S3 HD1」(写真:家入龍太)

会場でお披露目された「IP-S3 HD1」(写真:家入龍太)

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