管理人のイエイリです。
トプコンは12月12日、高精度に3次元データを収集、活用するための新製品を一挙に3つも発表しました。昨日(12月16日)、当ブログでご紹介したUAVセットもその1つです。
2つ目の新製品は、3Dレーザースキャナーをクルマに取り付けて走行しながら路面や街並みの3D形状を計測する「モバイルマッピングシステム」の新製品、「IP-S3 HD1」です。
現行の同社製品に比べて半分の大きさになったため、作業が終わった後はクルマから取り外して、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ホテルの部屋にお持ち帰り
ができるのです。
数千万円もする高価な機器なので、出張測量の際、その辺に駐車しておいた場合は盗難が心配ですが、部屋で保管できると安心ですね。
スキャナーは回転式のものが1台付いているだけですが、同社の現行製品に比べて5倍の高密度で点群データを取得できます。
そのため、道路の縁石など、これまでデータが取りにくかった部分もはっきりと点群データが取れます。
価格はオープン価格ですが、ざっくりとした本体価格は
3500万円程度
とのこと。
これにクルマとデータロガー、データ記録用のパソコンを合わせても、4000万円あればモバイルマッピングシステムとして点群データが取得できるわけです。
12月12日、東京・丸の内で開催された同社のイベント「TOPCON INNOVATION JAPAN 2014」で、トプコン代表取締役社長の平野聡氏は「中期経営計画の成長戦略の1つとして“破壊的戦略商品”を上市する」と語りました。
その言葉を裏付けるように、「IP-S3 HD1」はリーズナブルで高性能の破壊的戦略商品と言えそうです。この製品は、2015年3月に発売の予定です。
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