管理人のイエイリです。
かつて日経BP社で20年の間、建築・土木関連の記事執筆や本の編集などを行ってきた私ですが、自分の本を出版したのは2012年に書いた「図解入門 BIMの基本と仕組み」(秀和システム)が初めてでした。
昨年、この本について後日談がありました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
韓国語版が出版
されていたのです。
韓国語版を出版してくれたのは、ソウルにある建築専門の出版社、技文堂です。もちろん、日本の秀和システムとの正式契約で実現しました。
そして、先週、この本を韓国語に翻訳してくれた建築家、金明根さんが来日しました。
金さんはソウルで建築設計事務所と、BIMソフト「Revit」の教育を行う会社を経営しているそうです。
先週、東京でお会いしたとき、金さんはノートパソコンを持参し、韓国での様々なBIMプロジェクトについて紹介してくれました。
韓国でもBIMは普及しており、2016年から公共施設の設計でBIM化が義務づけられるとのこと。日本もうかうかしていられませんね。
とても流ちょうな日本語を話す金さんですが、日本語を習ったのは意外に最近で
ナ、ナ、ナ、ナント、
2010年に3カ月
ほど、東京で語学研修を行っただけとのことです。
漢字については日韓で共通している部分もありますが、この短期間で日本語をマスターしたというのに驚きました。
この本を訳したときは、読みながらスマホで入力していったそうです。
金さんは2010年に語学研修で来日した際に、日建設計の山梨知彦さんが書いた「業界が一変する BIM建設革命」に出会って持ち帰り、韓国語版を出版する際に翻訳を担当したそうです。
日韓のBIMの架け橋として、金さんは今後、重要な役割を果たしていきそうですね。そして、韓国のBIMプロジェクトも突撃取材をしたくなりました。ぜひ、今年中に実現したいです。