管理人のイエイリです。
工事現場のイラストや道路使用許可申請用の現場状況図を3Dで簡単に作れるソフト、「3D工事イラストワークス」が7月16日に、メガソフトから発売されることになりました。
このソフトは昨年1月、ベータ版が公開され、多数の建設実務者から機能などについての意見を収集し、改良が続けられてきたものです。それがついに、製品化されたわけですね。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のソフトだと、現場のCGを作るのも手間ひまがかかります。
その点、このソフトの場合は
ナ、ナ、ナ、ナント、
3Dパーツを並べるだけ
で、超簡単に工事現場の作業イメージのイラストを3Dで作れるのです。
その数はバックホーや保安用品などの3Dパーツが約1100点、地面や法面用のテクスチャー素材が約1200点もあります。
作成したイラストは、様々な角度から確認できるので、工事関係者からの見え方だけでなく、ドライバーや歩行者などいろいろと視点を変えて検討することができます。
作成した3Dイラストは様々な視点から見ることができる● |
また、重機の3Dパーツは、アームやバケットなどを動かせるようになっています。これによって重機の作業範囲を確認でき、立ち入り禁止場所や電柱などの干渉なども検討できます。
付属プログラム「プレゼンボードデザイナー」を使えば、3Dイラストに会社名やロゴ、説明文などを付けて道路使用許可申請で必要な車両配置図や現場状況図なども簡単に作れます。
工事現場に欠かせないのが、地盤の掘削作業です。その点、このソフトには
傾斜地や掘削地を表現
するための部品や掘削機能が付いています。
様々な傾斜地や掘削地のパーツが付属している |
3D工事イラストワークスは、WindowsXPから8.1までに対応し、Windows10にも対応予定です。
気になるお値段ですが、パッケージに入ったものが6万円(税別)、ダウンロード版が5万5000円(同)と、お手軽です。
土木工事はもちろん、建築工事の現場説明でも重宝しそうですよ。