賞金100万円は熊本の支援に!“現場透視”アプリ「EOPAN」がまたも受賞
2016年4月25日

管理人のイエイリです。 全天球カメラで撮影した360度パノラマ写真を、iPadやiPhoneに入れて上を向いたり、横を向いたりしながらその方向の角度で見られる「EOPAN(イオパン)」というアプリがあります。(アプリの詳細は、2014年11月6日の当ブログ記事をご参照ください) 例えば、新築工事やリフォーム工事で、構造材や配管などがむき出しになった室内の写真を全天球カメラで撮り、完成後にこのアプリを使って施工中の写真を見ると、壁や天井の裏を“透視”しているかのような錯覚に陥ります。まるでAR(拡張現実感)システムのようですね。

全天球カメラで撮った360度パノラマ写真を、現場と合わせて見られる「EOPAN」(以下の写真、資料:イオグランツ)

全天球カメラで撮った360度パノラマ写真を、現場と合わせて見られる「EOPAN」(以下の写真、資料:イオグランツ)

リフォーム現場と完成イメージのCGを並べて見比べることも可能だ

リフォーム現場と完成イメージのCGを並べて見比べることも可能だ

イオグランツ(大阪市中央区)が企画し、インフォマティクス(神奈川県川崎市)と共同開発したこのアプリは、2014年の発売当初に「2014年度グッドデザイン賞 ベスト100」や「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞(経済産業省商務情報政策局長賞)」を受賞しました。 そして今年4月19日にも、りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が共催する「第28回中小企業優秀新技術・ 新製品賞」の ナ、ナ、ナ、ナント、   ソフトウエア部門優秀賞   を見事、受賞したのです。

「第28回中小企業優秀新技術・ 新製品賞」の授賞式会場

「第28回中小企業優秀新技術・ 新製品賞」の授賞式会場

ソフトウエア部門の表彰対象は、機能や性能などが優秀であり、着眼・新規性などの独創性があること、競争力・将来性などの市場性が極めて高いとみられるソフトウエアです。優秀賞はその中で最も優れた製品に贈られます。 今回の受賞では、建売業者やリフォーム業者の仕事を効率化し、居住者のインフラ管理への不安を劇的に改善できることが評価されました。 また、契約後の施工過程でも建築業者と施主が「感動を共有」できる革新的なシステムツールとしても高評価を得たそうです。 この賞の副賞として100万円が贈られましたが、イオグランツは   全額を熊本地震の被災者   の支援に役立てていくことを明らかにしました。 100万円というビッグな支援とともに、「EOPAN」が熊本地震で被災した建物などの復旧に役立つことを祈っています。 「EOPAN」を試してみたい方は、下記のQRコードからアクセスしてみてください。

「EOPAN」ダウンロード画面のQRコード

「EOPAN」ダウンロード画面のQRコード

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