管理人のイエイリです。
地震などの災害時に、家庭の冷蔵庫を稼働し続けることは食料を保存しておくためにも重要です。
ところが停電してしまうと、冷蔵庫に保存した冷凍食品などはどんどん解けてしまいます。
そこで、シャープは、この問題に鋭く目を付けた停電モード付プラズマクラスター冷蔵庫(型番JH-DT55B)を開発、6月15日に発売します。
太陽光発電と家庭用蓄電池だけを電源として、停電したときにも、
ナ、ナ、ナ、ナント、
10日以上の連続運転
できるのです。
その秘密は停電時に、冷蔵庫内で冷却する部分を限定する「ココだけ冷え~る」機能にあります。
蓄電池と太陽光発電の電気を供給する「専用コンセント」にこの冷蔵庫をつないでおくと、停電時には192リットルの大容量冷凍庫だけを冷やして、「冷凍庫」または「冷蔵庫」として使うことで、消費電力を抑えます。
同社のシミュレーションによると、例えば4.2kWの太陽光発電と、4.2kWhの蓄電池(満充電)を使って冷蔵庫全体を冷やすと、3日間くらいは稼働できます。
これが、「ココだけ冷え~る」機能の「冷蔵モード」で使うと10日以上、「冷凍モード」部で使うと4日間以上と、連続稼働時間が大幅に伸ばせます。
停電時に冷蔵庫内の冷やす場所を限定できる機能は、家電業界では初めてとのことです。
といっても、地震時に冷蔵庫が倒れたり、中の食品が飛び出したりして冷蔵庫が使えなくなってしまうと、せっかくの「ココだけ冷え~る」機能も宝の持ち腐れです。
そこで、地震発生時には揺れを感知して、
ナ、ナ、ナ、ナント、
冷蔵室のドアを自動ロック
し、食品が飛び出したり、食品の移動で重心が前方移動して冷蔵庫が倒れるのを防いだりする「耐震ロック」機能も搭載しています。
ちなみに気になるお値段ですが、税別で48万円です。
先日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収された同社ですが、さすが目の付け所はシャープですね。