管理人のイエイリです。
群馬県渋川市に本社を置く南雲建設は、1979年に設立され、群馬県や渋川市などの工事を主に受注しています。
従業員は約30人の小さな建設会社ですが、
ナ、ナ、ナ、ナント、
ICT建機を5台も所有
しているのです。このほか、クレーンやコンクリートポンプ車、ダンプなどを含めると50台にもなります。
特にi-Construction対象工事というわけではありませんが、3Dレーザースキャナーで現場の起工測量を行い、3Dモデルで道路などの施工データを作成します。
そして、3Dマシンコントロール付きのブルドーザーやバックホーを使って施工する、といった具合に情報化施工を“普段使い”しているのです。
同社の悩みは、ダンプカーの積載重量を守っていても、よく警察に停められてチェックされるということでした。
というのも、同社の現場では軽石などがよく出てくるため、重量はあまり重くなくても荷姿がかさばってしまうことが多いからです。
そこで、ダンプカーの積載重量はトラックスケールなどで計っていましたが、さらに英国から“秘密兵器”を導入したのでした。
この装置は、バックホーのアームやブーム、油圧シリンダーなどにセンサーを取り付け、
バケット内の土の重量
を精密に計れるものなのです。
積み込み1回ごとの重量のほか、これまでに積んだ土の合計も表示されますので、自信をもってダンプカーを送り出すことができますね。
ちなみに、この装置は近く、トプコンから発売される予定とのことです。
この話は、2018年2月6日に東京・有明で開催された「トプコンソキアポジショニングジャパンロードショー2018」で、南雲建設取締役土木部長の片野光男さんが講演で紹介したものです。
以下のビデオを見ると、南雲建設がどのように情報化施工を普段使いしているかがよくわかりますよ。