管理人のイエイリです。
給湯器メーカーとして知られるノーリツのユニットバスシステムには、数年前から浴槽を自動的に洗浄する「おそうじ浴槽」の機能が標準で搭載されています。
リモコンの「ふろ洗浄」スイッチを押すと、浴槽下の排水栓が自動的に開くとともに、ノズルからお湯や洗剤を噴射し、洗浄やすすぎを行ってくれるものです。
まるで、浴槽自体が食器洗い機や洗濯機になったような機能ですね。
2019年3月1日に、このシステムに使われているリモコンがさらにグレードアップされることになりました。
「Amazon Echoシリーズ」をはじめとする「Alexa」搭載のスマートスピーカーとリモコンが連携することになったもので、
ナ、ナ、ナ、ナント、
アレクサ、お風呂を洗って(※)
と音声によって浴槽の自動洗浄などが行えるようになるのです。(ノーリツのプレスリリースはこちら)
※正確には「アレクサ、ノーリツでお風呂を洗って」と話しかけます。
Amazon Echoへの接続機能を持つ無線LAN対応の新リモコン「RC-G057PEW」。このほか既存の「RC-G001EW」もアプリの更新により接続できる●
このほかの機能としては、浴槽へのお湯張りや追いだき、床暖房も音声でコントロールできるようになります。
この新機能に対応できるリモコンとして、Amazon Echoへの接続機能を持つ無線LAN対応の「RC-G057PEW」が同3月1日に発売されるほか、2018年9月に発売された無線LAN対応給湯器リモコン「RC-G001EW」も、アプリの更新で使用できます。
そして、これらのリモコンはAmazon Echoだけでなく、住宅用エネルギー管理システム「HEMS(ヘムス)」にも)
ECHONET Lite規格に準拠
して、接続できるのです。
このほか、ノーリツでは浴槽の水位変化を給湯器に内蔵したセンサーで感知することにより、家族が浴室に入室・退室したり、入浴時間をスマートフォンで見たりできる「みまもり機能」も開発しています。
最近のお風呂がこんなに進化しているとは知りませんでした。また、HEMSも今、“Home IoT”(住宅版モノのインターネット)として、従来のエネルギー管理だけでなく、セキュリティーなどの新機能を取り込み、進化を続けています。住宅全体のオートメーション化が着々と実現していますね。