応用地質が斜面リスクをネットで自動診断!しかも7万円からと低価格
2020年6月18日

管理人のイエイリです。

地震や集中豪雨などで土砂災害のニュースが報じられると、近くにある斜面の安全性が気になったりすることがあります。

しかし、専門の地盤コンサルタントなどに依頼して調査するのは手間もお金もかかりそうで、実行に移すのは大変ですね。

そこで応用地質(本社:東京都千代田区)は、カンタン、低価格でスピーディーに斜面リスクを調べてくれる「斜面リスクレポートサービス」をこのほど開始しました。

同社の専用ウェブサイト(2020年7月に稼働開始予定)から、対象斜面の位置情報などを入力すると、危険斜面のリスクレポートを

ナ、ナ、ナ、ナント、

即座にダウンロード

できるのです。(応用地質のプレスリリースはこちら

斜面リスクレポートのサンプル。地形や地すべりの危険性から活断層までの距離、地震時の揺れやすさまでがコンパクトにまとまっている(以下の資料:応用地質)

土砂災害警戒区域が指定されている場合のレポート。土砂災害の種類が3Dでわかりやすく説明されている

同社では長年の間、全国の地質・地形データベースを蓄積しており、斜面災害のメカニズムに関する技術的な知見もあります。

これらのソフト資源を生かして、自然斜面や盛り土法面などの傾斜地の危険度を自動的に診断し、レポート化するシステムを完成させました。

レポートで提供される情報は、(1)対象斜面の地形、(2)地質の種類・特徴、(3)地すベりの危険性、(4)土砂災害特別警戒区域などの有無、(5)活断層までの距離と影響度、(6)地震時の揺れやすさや崩壊のしやすさとなっています。

気になるお値段ですが、

1レポート当たり7万円

からと、リーズナブルです。

結果が気になる場合は、専門技術者による現地診断や地質調査などに基づく詳細なリスク診断など、様々なオプションサービスも用意されています。

斜面上にメガソーラーや工場、ホテルなどを建てるときは、まず、この斜面リスクレポートサービスで、ざっくりと地盤を調べておくと間違いがなさそうですね。

また、コンサルタントという業種でも“自動販売機”のようなビジネスが行えるようになったという点でも驚きました。

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