東急建設がBIM/CIMの中でオンライン会議! VRゴーグルで現場に瞬間移動
2020年11月20日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を使った設計や施工の業務では、BIM/CIMモデルをクラウドサーバーに置いて関係者間で共有しながら仕事を進めていきます。

部材の干渉などの問題が出たときは、BIM/CIMモデル上にコメントを残したり、チャットで応答したりして解決する機能もよく使われます。

しかし、発注者や設計者、施工者、協力会社など多数の関係者の間で問題点などを協議し、合意形成しながら意思決定していくときは、やはり会議を開くことが多いでしょう。

BIM/CIMモデルを元に構築された銀座線渋谷駅のVR空間(以下の資料:東急建設)

そこで東急建設は、自社が主に請け負う東京メトロ銀座線の渋谷駅線路切替工事における施工管理業務で、VR(バーチャルリアリティー)を活用し、合意形成を迅速化する実証実験を行うことになりました。

BIM/CIMモデルを元に作られたVR空間の中で

ナ、ナ、ナ、ナント、

オンライン会議を開催

するという画期的な方法なのです。(リコーのプレスリリースはこちら)

VR空間に関係者が一堂に会したイメージ

使用するシステムは、リコーが開発した合意形成用のソリューション「リコーバーチャルワークプレイス」です。

工事関係者は、VRゴーグルを着けると同じVR空間に一堂に会することができます。そして物理的に離れた場所にいる人とも、自然で自由なコミュニケーションを行うことができるのです。

BIM/CIMモデルの中に人間が入って会議できるので、会議用のCG(コンピューターグラフィックス)などの資料を用意する必要もなくなりますね。

さらに、発想の広がりを共有できるスクリーンシェアや、音声入力機能、VR空間上に付箋を張りながらアイデアを出す

ブレーンストーミング

などの高度な会議機能も備えています。

同じVR空間上に多数の工事関係者が集まってオンライン会議を行うイメージ

BIM/CIMによるわかりやすさ、会議用資料作成の手間削減、そしてオンライン会議による移動のムダ削減、そして音声入力などで、施工段階の意思決定プロセスを画期的に効率化できそうですね。

「リコーバーチャルワークプレイス」は、リコーが新規事業に向けた取り組みとして行った「RICOH ACCELERATOR 2019」(現TRIBUS)の社内起業家チームから生まれたソリューションです。2021年度中の事業化を目指して、ソリューション開発やプロトタイプをユーザーに提供しています。

VR空間内でのオンライン会議は、BIM/CIMやロボット、AIの活用とともに、建設業のデジタルトランスフォーメーションを加速してくれそうです。

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