管理人のイエイリです。
ドローン(無人機)による空撮写真は、工事の記録や進捗(しんちょく)管理などに欠かせないものになりつつあり、ドローンを飛ばすことは施工管理の一部になってきたと言っても過言ではありません。
このほど、ドローンを使った建設業向けの工事進捗管理サービス「JobSight」が、2020年11月18日に始まりました。
JobSightを運営する会社はどこかというと、
ナ、ナ、ナ、ナント、
楽天AirMap
なのです。(楽天のプレスリリースはこちら)
このサービスは、ドローンで現場を空撮した写真をクラウド上で一元管理するシステムで、作業進捗の記録や管理を支援するものです。
飛行ルートをあらかじめ指定して自動航行させることで、定期的に同じ地点および角度からの撮影ができるので、工事発注者への報告や、自社内での現場状況の情報共有にも使えます。
撮影した画像をクラウド上のシステムで時系列に沿って閲覧できるので、建設後の点検や維持管理業務にも便利です。
また、360度パノラマカメラで現場の全体像を捉えたり、地形解析や測量なども行えます。
同社では、ドローンが飛行する現場にスタッフが訪問して撮影内容を確認したうえ、自動飛行航路の設定やドローンの飛ばし方、クラウドへの画像のアップロード方法を説明する「初期設定サービス」を行います。
サポートは遠隔から行いますが、ユーザーの事情に応じてドローンのレンタルや操縦者の派遣も可能です。
気になる利用料金ですが、
月額で5万円(税別)
からとなっています。
運営会社の楽天AirMap(本社:東京都世田谷区)は、楽天とアメリカのドローン企業「AirMap, Inc.」(本社:米国カリフォルニア州サンタモニカ)によって、2017年3月に設立された合弁会社です。ドローン用のアプリから空域管制システム、アプリ開発用のAPIやSDKまでを、幅広く扱っています。
携帯電話や5G(第5世代移動通信システム)も運営する楽天が参入してきたことで、ドローンによる施工管理の低価格化が期待できそうですね。さらに360度パノラマ写真を使った施工管理のテレワーク化も進みそうです。