落合陽一氏と鹿島が建設現場をデジタルツイン化! BIMとセンサーで工程管理
2021年1月22日

管理人のイエイリです。

テレビのコメンテーターとしてもおなじみの落合陽一氏は、メディアアーティストや写真家、随筆家、研究者など多彩な顔を持つスーパーマルチタレントです。

また、VR(バーチャルリアリティー)や3Dレーザースキャナーなどによる空間管理などの事業を展開するピクシーダストテクノロジーズ(本社:東京都千代田区)の代表取締役を務めており、2019年には48億円もの資金調達を行うなど、実業家としてもスゴ腕を発揮しています。

落合陽一氏が代表取締役を務めるピクシーダストテクノロジーズのウェブサイト

落合氏が、意外にも建設業のITにも近い分野のビジネスを手がけていると思っていたら、

ナ、ナ、ナ、ナント、

鹿島とデジタルツイン基盤

を構築したというニュースが飛び込んできたのです。(鹿島のプレスリリースはこちら

デジタルツイン基盤「鹿島ミラードコンストラクション」のイメージ図(以下の資料:鹿島)

その名も「鹿島ミラードコンストラクション」(以下、KMC)と言い、鹿島のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)技術と、ピクシーダストテクノロジーズが開発した「KOTOWARI」というプラットフォームを組み合わせて構築しました。

KMCは、施工中の建設現場に3Dレーザースキャナーや遠近を測定する「ToFセンサー」、ウェブカメラなどを設置して、日々、変化する建設現場を撮影時刻付きでデジタルツイン(デジタルの双子)データとして記録する機能を持っています。

主な用途としては、工事の進捗(しんちょく)管理があります。建物のBIMと3Dレーザースキャナーで計測した点群データを重ね合わせて比較することで、施工が完了した部分を色分けして表示・記録し、部材ごとの施工進捗率を数値データで算出できます。

建物のBIMモデル

現場を計測した点群データ

BIMモデルと点群データを重ね合わせることで、緑が「施工完了」、赤が「未完了」などと表示できる

KMCで生成した出来形データは、独自開発の3次元ビューワーで閲覧できるほか、カメラ映像はウェブブラウザーで閲覧できます。

さらに映像データは、画像解析技術によって変化があった部分を色分け表示もできるので、どこが変わったのかも一目瞭然です。

画像解析技術によって変化があった部分を赤く表示した例

このほか、計測した空間データには撮影時刻の「タイムスタンプ」を付けて管理されるため、

施工管理や遠隔管理

の大幅な効率化が期待できます。

現場のウェブカメラを1時間ごとに表示した例

KMCは既に東京都内のプロジェクトに導入し、空間データの継続取得を始めているとのことです。

建築現場の施工プロセスを、3DレーザースキャナーやToFセンサー、ウェブカメラなど様々な精度や情報で記録することにより、Q(品質)、C(コスト)、D(工程)、S(安全)、E(環境)からなる施工管理のテレワーク化や自動化、ロボットとの連携などが期待できそうですね。

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