iPadでテレワーク立会検査! 三井住友建設が関越道の橋梁補修現場で初導入
2021年1月27日

管理人のイエイリです。

関越自動車道の水上IC~湯沢IC間にある松川橋は、数十年にわたる凍結防止剤の散布や車両が大型化したことなどの影響で既設のRC床版が損傷したため、上下線の床版全部をプレキャストPC床版に取り替える工事が行われています。

床版取り替え工事が行われている松川橋の現場(以下の写真、資料:三井住友建設)

現場に設置されたPC床版。床版をつなぐ鉄筋には、錆に強いエポキシ樹脂塗装鉄筋が使われている

発注者のNEXCO東日本新潟支社は、PC床版の立会検査を行う必要がありますが、新潟駅前の支社から松川橋の現場までは、クルマで約2時間もかかるので検査のたびに現場に出向くのは大変です。

そこで受注者の三井住友建設は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

iPadで遠隔検査

が行えるシステム「遠検」を開発したのです。(三井住友建設のプレスリリースはこちら

「遠検」による立会検査。写真は試行試験時の様子

iPadの画面には発注者(上)の顔や現場の映像(下)、計測したデータなどが表示される

このシステムは、iPadが持つカメラやタッチパネルのほかマイクやスピーカー、通信機能などをフルに活用して開発されました。

その特長はまず、簡単に使えることです。受発注者とも、検査時間になればiPad上のアプリを起動し、ログインするだけですぐに検査が始められます。

検査中は、iPadの内蔵カメラやマイク、スピーカーを使って、現場を映像で確認しながら受発注者間で音声通話が行えます。同時に、クラウド上に保存した調書などを画面に表示してリアルタイムに共有できます。

そして検査記録はすべてデジタル化し、調書への数値やメモ、発注者の確認サインは、iPadの画面に直接、

タッチペンで書き込み

して、クラウド中に保存できます。さらに検査の様子はビデオ録画して保存することも可能です。

このシステムが導入された結果、「移動のムダ」や「手待ちのムダ」などが大幅に削減され、発注者の生産性向上につながったほか、現場に出向かないため“3密防止”にもなり、新型コロナ対策も実現できました。

三井住友建設では今後、メモ機能をさらに充実させるなど、このシステムの開発を進めていくとのことです。発注者による立会検査は今後、テレワークが当たり前になりそうですね。

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