管理人のイエイリです。
サッシ・建材メーカーのYKK APは、物件ごとにBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)パーツの提供を行ってきましたが、2020年12月24日に、主力製品の「EXIMA31」シリーズと「SYSTEMA」シリーズのRevit用BIMパーツ(RFA形式)を同社のウェブサイトで一般公開しています。
同社はこれまで、物件ごとにBIMパーツを提供してきましたが、今回の一般公開によっていつでも、すぐにBIMパーツをダウンロードできるようになり、便利になりました。
満を持して一般公開に踏み切っただけあって、これらのBIMパーツはさすがにハイクオリティーです。
メーカー自らが作成したBIMパーツだけあって、実物の商品に近いディテールを表現しており
ナ、ナ、ナ、ナント、
彫りの深いパース
が作成できるのです。(YKK APのプレスリリースはこちら)
設計者を悩ませる納まりも、豊富なバリエーションを用意しています。
例えば、EXIMA31シリーズの場合、RC(鉄筋コンクリート)やALC(軽量気泡コンクリート)、鉄骨などの構造別にBIMモデルが用意されており、図面表現も縮尺によって3段階に切り替えられるようになっています。
そのため、詳細な矩計図や平面詳細図、部分詳細図などの作成もラクラクです。
さらに属性情報も充実しており、BIMソフト「Revit」の建具表作成機能と組み合わせることにより、
建具表や仕様書
の作成も効率的に行えます。
YKK APでは今後も同社製品のBIMパーツを拡充していくそうです。
メーカーならではの詳細さと、建築設計者の使いやすさを兼ね備えたBIMパーツのクオリティーには、長年のBIMの経験と実績が込められていそうですね。