YKK APがBIMパーツを一般公開! 奥行きのディテールや納まりが違う
2021年1月12日

管理人のイエイリです。

サッシ・建材メーカーのYKK APは、物件ごとにBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)パーツの提供を行ってきましたが、2020年12月24日に、主力製品の「EXIMA31」シリーズと「SYSTEMA」シリーズのRevit用BIMパーツ(RFA形式)を同社のウェブサイトで一般公開しています。

2020年12月24日に公開された「SYSTEMA」シリーズのBIMパーツ(以下の資料:YKK AP)

「ESTIMA31」シリーズのBIMパーツ

同社はこれまで、物件ごとにBIMパーツを提供してきましたが、今回の一般公開によっていつでも、すぐにBIMパーツをダウンロードできるようになり、便利になりました。

満を持して一般公開に踏み切っただけあって、これらのBIMパーツはさすがにハイクオリティーです。

メーカー自らが作成したBIMパーツだけあって、実物の商品に近いディテールを表現しており

ナ、ナ、ナ、ナント、

彫りの深いパース

が作成できるのです。(YKK APのプレスリリースはこちら

BIMパーツの奥行き方向を見ると、詳細さが違うことがわかる

BIMパーツを使って作られたリアルなパース

設計者を悩ませる納まりも、豊富なバリエーションを用意しています。

例えば、EXIMA31シリーズの場合、RC(鉄筋コンクリート)やALC(軽量気泡コンクリート)、鉄骨などの構造別にBIMモデルが用意されており、図面表現も縮尺によって3段階に切り替えられるようになっています。

そのため、詳細な矩計図や平面詳細図、部分詳細図などの作成もラクラクです。

EXIMA31シリーズの納まりバリエーションの例。左からRC枠納まり、ALC枠納まり、鉄骨枠納まり、つらいち枠納まり

さらに属性情報も充実しており、BIMソフト「Revit」の建具表作成機能と組み合わせることにより、

建具表や仕様書

の作成も効率的に行えます。

YKK APでは今後も同社製品のBIMパーツを拡充していくそうです。

メーカーならではの詳細さと、建築設計者の使いやすさを兼ね備えたBIMパーツのクオリティーには、長年のBIMの経験と実績が込められていそうですね。

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