iPhoneで点群計測し、クラウドでデータ処理! オプティムとスキャン・エックスが連携
2021年9月2日

管理人のイエイリです。

iPhone 12 ProやiPad Proに搭載されている「LiDAR」による点群計測機能、設計や施工管理のツールとして建設関係者の注目を集めています。

例えば、2021年6月16日付けの当ブログ記事で紹介したオプティム(東京本社:東京都港区)の「OPTiM Geo Scan」は、RTK-GNSS受信器と連携し、公共座標系による3D点群データを簡単に計測できます。

RTK-GNSS受信器で計測した座標(赤い印)と、iPhoneやiPadのLiDARで計測した点群データを合体させるイメージ

このほど、このGeo Scanで計測した点群データを、さらに簡単に処理できるようになりました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

点群処理クラウド「ScanX」

と連携したのです。(オプティムのプレスリリースはこちら

点群処理クラウド「ScanX」の画面(資料:スキャン・エックス)

ScanXのフィルター機能で、点群データから地表面や高木を抽出したところ(資料:スキャン・エックス)

ScanXは、スキャン・エックスが開発・提供する3次元点群データ処理用のクラウドサービスです。

月額約3万円という低価格ながら、点群から地表面や植栽、建物などを自動的に分類するフィルターや、断面図の作成、点群と3Dモデルの比較によるヒートマップの作成など、充実した機能が備わっています。(詳細は2020年9月16日付けの当ブログ記事を参照

両社のシステムが連携したことで、現場での点群計測から点群データの編集、そして

発注者との点群データ共有

までの一連の機能を、「OPTiM Geo Scan」のアカウントだけでシームレスに使えるようになりました。

Geo ScanとScanXの連携イメージ(資料:オプティム)

iPhoneやiPadで計測した点群データが公共座標化し、さらにクラウドで処理や共有が行われるようになると、現場の調査や施工管理などの業務は、さらに効率的に行えるようになりそうですね。

気になるお値段は、下記をご参照ください。

両社は2021年9月15日(水)の16時~17時、サービス連携について解説する無料ウェビナーを開催する予定です。新しい時代の点群活用はどうなるのか、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。

申し込みはこちら→https://hubs.li/H0W8R960

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