プロノハーツが建設業向けiPad点群計測アプリを発売! i-Constructionにも対応
2021年9月16日

管理人のイエイリです。

プロノハーツ(本社:長野県塩尻市)と言えば、LiDAR(赤外線3Dスキャナー)機能付きのiPhoneやiPadで、点群計測を行うアプリ「pronoPointsScan」の開発元として知られています。

2020年9月にiPad Pro版をリリースしたのをはじめ、翌10月にはiPhone 12 Proにも対応し、2021年4月には長距離計測や寸法測定の機能を追加するなど、建設業関係者のニーズに応えています。

2021年4月のバージョンアップでは、5m以上離れた点群計測も可能になった「pronoPointsScan」(特記以外の資料、写真:プロノハーツ)

「pronoPointsScan」のアイコン

このアプリをベースに、2021年9月30日、建設業に特化した新アプリが発売されることになりました。

その名も「prono-Construction」というもので、

ナ、ナ、ナ、ナント、

i-Constructionでの使用

をターゲットにしているのです。

prono-Constructionのアイコン。建設用アプリっぽくなった

prono-Constructionのビューワー画面

その特徴は、中小規模の土木構造物などの点群計測に対応したことです。

iPadを計測したい対象物に向けてスキャンボタンを押すと、実物の画像に重ねて計測された点群が表示されます。位置を変えて繰り返しボタンを押すと、点群が重なって取得されていきます。構造物に沿って歩くことで、10~100mのエリアを計測できます。

このほか「間引き機能」もあり、ノイズと判断される点群を自動的に除去します。計測した点群データは、XYZRGB形式のテキストファイルに出力できるので、i-Constructionで使われるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトに読み込んで活用できます。

計測した点群データの保存イメージ。点群のサムネールが付いており、わかりやすい

今後はアプリ内で横断図を作成する機能や、点群を回転・移動させるヘルマート変換(相似変換)機能、土量計算機能も次々に追加される予定で、建設業での使い勝手はますます良くなりそうですね。

気になるお値段ですが、サブスクリプション契約となっており月間ライセンスが2500円、年間ライセンスだと1万9800円とお得になっています。

ただ、iPadのカメラやLiDARはもともと屋内での使用を想定しているため、屋外の炎天下での点群計測が難しいこともよくあります。

iPad ProのカメラやLiDAR部分(写真:Apple)

そこで、プロノハーツは、炎天下でもスムーズに点群計測が行えるオプションも開発しました。

カメラ部分にサングラス

をかけるようにして使う「pronoScanFilter」です。

iPadのカメラ部分を覆う「pronoScanFilter」

一般のカメラでも、反射光を低減させるために使われる「PLフィルター(偏光フィルター)」をクリップ型にしたもので、片手で簡単に取り付けられます。

同社の試験結果によると、炎天下での点群計測認識率は30%ほど改善されたとのことです。価格は1個1800円と、一般のカメラ用のフィルターに比べると1ケタ安くなっています。

建設業界でのタブレットやスマートフォンによる点群計測アプリや活用ノウハウは、これからもますます進化し、建設業でのBIM/CIMや3Dデータ活用の普及に大きな影響を与えそうです。

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