管理人のイエイリです。
鹿島が秋田県東成瀬村で施工中の成瀬ダム堤体打設工事は、同社の次世代建設システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」が本格的に導入され、20台以上の自動化重機が稼働する「建設DX(デジタル・フォーメーション)」の“聖地”です。
この現場では、鹿島が考える土木の未来を体感できるミュージアム「KAJIMA DX LABO」が2020年10月14日に開設されました。
成瀬ダムの機能やICT施工技術などがパネルやシアター、AR(拡張現実)と連動したジオラマなどで紹介されており、冬季の閉鎖期間を除く約9カ月間で2600人以上の見学者が訪れるほどの人気ぶりです。
一度、見学してみたいけど、現場まで行くのは大変だな、とお思いの皆さま、朗報です。
鹿島はこのほど、このミュージアムを
ナ、ナ、ナ、ナント、
“デジタルツイン化”
し、ウェブ上でいつでもどこでも見学できるようにしたのです。(鹿島のプレスリリースはこちら)
その名も「KAJIMA DX LABO オンラインミュージアム」というもので、「Matterport」という3Dスキャンシステムで館内をくまなく映像データ化し、館内を再現しました。
展示パネルには青や赤の円が付けられ、クリックすると日本語や英語のコンテンツが表示され、拡大してじっくりと読めるようになっています。
また、シアターに入ると、スクリーンの脇に濃い緑の円があり、数分間の映像コンテンツを高解像度で見られます。
館内には、AR用の薄いグリーンの円もところどころにあり、これをクリックすると
巨大建機が館内に出現
する大迫力のシーンも楽しむことができます。
デジタルツイン化されたミュージアムは、資料や映像も時間を気にすることなく、24時間いつでも見られます。
一度、じっくりと“バーチャル見学”しておきたいですね。スマホの方は、下記のQRコードからもアクセスできますよ。