管理人のイエイリです。
iPhoneやiPadの上位機種に搭載されている「LiDAR」機能を使って、現場などを点群計測する技術者や建築士などが増えています。
これまでの点群計測には、数百万円もする3Dレーザースキャナーなどが必要だったのに、十数万円で買えるiPhoneで手軽に点群計測が可能になったことで、現場の点群計測はぐっと敷居が低くなりました。
また、計測した点群データを、BIM/CIMソフトなどで使用するための後処理も、簡単かつ低価格で行えるようになってきました。
ローカスブルー(本社:東京都渋谷区)は、点群の様々な処理を低価格で行える同社のクラウドサービス、「ScanX」に、
ナ、ナ、ナ、ナント、
点群を3Dメッシュ
に変換する「3Dメッシュ生成機能」(ベータ版)を追加したのです。(ローカスブルーのプレスリリースはこちら)
使い方は簡単です。3DレーザースキャナーやiPhoneのLiDARなどで計測した3D点群データを、ScanXにアップロードし、「メッシュ生成ボタン」を押すだけで、メッシュモデルを自動生成します。
ScanXには、点群を地表面や樹木、建物などに自動分類(クラス分け)する機能がついているので、クラスごとに異なるパラメーターを設定しておけば、目的に合った最適なメッシュモデルを作成できるのもポイントです。
作成したメッシュデータは、glb、gltf、obj、off、ply、stl の各ファイルフォーマットで出力できます。
このほか、ScanXには最近、森林の点群データから、
樹木を1本ずつ自動抽出
する「樹木解析」機能も搭載されました。(ローカスブルーのプレスリリースはこちら)
使い方は、ScanXに森林の点群データをアップロードし、「樹木解析」ボタンを押すだけです。
すると、樹木の本数やXYZ座標、樹高などを自動算出し、CSVデータなどでダウンロードできます。
こうした点群の高度な自動分類が可能になったのは、ScanXに深層学習を使った機能が導入されたからです。その結果、電線や電柱、自動車、歩行者までも分類できるようになりました。
樹木解析や深層学習の機能は、農学博士号を持つ同社のリードデータサイエンティスト、板倉健太氏が、東京大学大学院時代に研究・開発を行ったものです。
同社は、2022年12月5日(月)~7日(水)に東京ビッグサイトで開催される「建設DX展」にローカスブルーとしてブース(小間番号20-1)を出展し、これらの機能を展示します。
建設ITワールドブース(小間番号:19-1)の隣ですので、併せてお越しをお待ちしております。(登録不要の無料 e招待券はこちら)