管理人のイエイリです。
ルクレの「蔵衛門(くらえもん)御用達」と言えば、老舗の工事写真管理ソフトとして知られていますが、携帯端末の発展とともに進化を続けています。
2014年に電子小黒板機能を内蔵したタブレット「蔵衛門Pad」(オフライン)を新シリーズとして投入して以来、通信機能付きで防水・防じんかつ耐落下仕様の「蔵衛門Pad DX」や、さらに耐熱、化学強化ガラス付き特別仕様の「蔵衛門Pad Tough DX」など、ハード付き製品も続々と発売しています。
そしてこのほど、このシリーズの新製品として「蔵衛門Pocket(ポケット)」が登場し、2023年3月20日に発売されることになりました。
その正体は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
「建設DXスマホ」
と言えるものなのです。(ルクレのプレスリリースはこちら)
耐衝撃ケースに収められた6.5インチサイズのスマホには、2022年4月にスタートした現場共有アプリ「蔵衛門クラウド」が標準搭載されています。
SIMフリー端末なので、携帯電話会社のSIMを挿入すれば、一般の電話としても利用可能です。
工事写真の撮影や音声通話はもちろんのこと、月額660円(税込み)の「蔵衛門クラウドプレミアムプラン」を契約すれば、写真や電子小黒板図面、図面のリアルタイム共有や、ビデオトーク機能を使った遠隔臨場など、様々なクラウド型施工管理に使えます。
近く、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」で最高評価のVEを取得する予定です。(登録番号:KTK-160024-VE)
蔵衛門Pocketの気になるお値段は、
税込み4万9280円
と5万円を切りました。
建設業では人手不足が年々、深刻化する中、生産性向上の切り札として、クラウド型施工管理システムの需要が3年連続で前年比140%と伸び続けています。
現場のツールもデジカメやガラケーが、スマホに変わりつつあり、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組みが進みつつあります。しかし、DXに取り組んでいるのは大規模企業が先行しており、小規模企業との間でデジタル格差が広がりつつあります。
まだ、建設DXへの取り組みを全く行っていない建設会社は、最初の一歩として工事写真用のデジカメを「建設DXスマホ」に切り替えてみてはいかがでしょうか。
クラウドによる写真や図面などの情報共有で「移動のムダ削減」のメリットをまず感じると、その後、様々な業務を楽に、素早くこなしていこうという気持ちが社員の中に生まれてきて、建設DXへの道が見えてくるのではないでしょうか。