あの蔵衛門が「建設DXスマホ」に進化! 工事写真や通話、図面共有から遠隔臨場まで
2023年3月9日

管理人のイエイリです。

ルクレの「蔵衛門(くらえもん)御用達」と言えば、老舗の工事写真管理ソフトとして知られていますが、携帯端末の発展とともに進化を続けています。

2014年に電子小黒板機能を内蔵したタブレット「蔵衛門Pad」(オフライン)を新シリーズとして投入して以来、通信機能付きで防水・防じんかつ耐落下仕様の「蔵衛門Pad DX」や、さらに耐熱、化学強化ガラス付き特別仕様の「蔵衛門Pad Tough DX」など、ハード付き製品も続々と発売しています。

そしてこのほど、このシリーズの新製品として「蔵衛門Pocket(ポケット)」が登場し、2023年3月20日に発売されることになりました。

その正体は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

「建設DXスマホ」

と言えるものなのです。(ルクレのプレスリリースはこちら

建設DXスマホ「蔵衛門Pocket」のイメージ(以下の写真、資料:ルクレ)

建設DXスマホ「蔵衛門Pocket」のイメージ(以下の写真、資料:ルクレ)

耐衝撃ケースに収められた6.5インチサイズのスマホには、2022年4月にスタートした現場共有アプリ「蔵衛門クラウド」が標準搭載されています。

SIMフリー端末なので、携帯電話会社のSIMを挿入すれば、一般の電話としても利用可能です。

工事写真の撮影や音声通話はもちろんのこと、月額660円(税込み)の「蔵衛門クラウドプレミアムプラン」を契約すれば、写真や電子小黒板図面、図面のリアルタイム共有や、ビデオトーク機能を使った遠隔臨場など、様々なクラウド型施工管理に使えます。

近く、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」で最高評価のVEを取得する予定です。(登録番号:KTK-160024-VE

蔵衛門Pocketは蔵衛門クラウドが標準搭載され、工事関係者や発注者との情報共有が可能となっている

蔵衛門Pocketは蔵衛門クラウドが標準搭載され、工事関係者や発注者との情報共有が可能となっている

蔵衛門Pocketの気になるお値段は、

税込み4万9280円

と5万円を切りました。

建設業では人手不足が年々、深刻化する中、生産性向上の切り札として、クラウド型施工管理システムの需要が3年連続で前年比140%と伸び続けています。

現場のツールもデジカメやガラケーが、スマホに変わりつつあり、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組みが進みつつあります。しかし、DXに取り組んでいるのは大規模企業が先行しており、小規模企業との間でデジタル格差が広がりつつあります。

クラウド型施工管理システムの需要はここ3年、前年比140%の伸びを続けている(左)。その一方で、小規模企業の建設DXへの取り組みは、大企業に比べて遅れている(右)

クラウド型施工管理システムの需要はここ3年、前年比140%の伸びを続けている(左)。その一方で、小規模企業の建設DXへの取り組みは、大企業に比べて遅れている(右)

まだ、建設DXへの取り組みを全く行っていない建設会社は、最初の一歩として工事写真用のデジカメを「建設DXスマホ」に切り替えてみてはいかがでしょうか。

クラウドによる写真や図面などの情報共有で「移動のムダ削減」のメリットをまず感じると、その後、様々な業務を楽に、素早くこなしていこうという気持ちが社員の中に生まれてきて、建設DXへの道が見えてくるのではないでしょうか。

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