INBYTEが重機や大型車に後付けできる360°モニター発売! AIで死角の人をアラートし安全運転が可能に
2024年11月20日

管理人のイエイリです。

最近の乗用車には、バック時などにカーナビのモニターに自車の周囲を360°見下ろしたような映像を映し出す機能が標準搭載されているものが増えました。

一方、死角が多い重機や大型トラック、特殊車両にはあまり普及していないようです。

そこでINBYTE(本社:東京都港区)は、大型車両の周囲360°をひと目で確認できる「AIサラウンドカメラシステム SVI-8004」を11月25日に発売することになりました。

車両の周囲に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

4つの高性能カメラ

を取りつけて、車両を上から見下ろしているような映像を作り出し、運転席のモニターで確認できるのです。(INBYTEのプレスリリースはこちら

「AIサラウンドカメラシステム SVI-8004」のモニターイメージ(以下の写真、資料:INBYTE)

「AIサラウンドカメラシステム SVI-8004」のモニターイメージ(以下の写真、資料:INBYTE)

運転席に搭載したモニター(左)と、モニターに表示される範囲(右)

運転席に搭載したモニター(左)と、モニターに表示される範囲(右)

この製品は大型車両専用に設計されたもので、既存車両に後付けできます。死角にいる人や車両を見渡すことができるので、工事や除雪などの作業中はもちろん、発進や駐車するときなどに安全な運転が行えます。

モニター映像には、自車の3Dモデルが表示され、付属のリモコン操作によっていろいろな方向からの状況を確認できます。

リモコン操作で 360°アングルを変えながら周囲確認ができる(上段)。自車に合った3Dモデルが用意されている(下段)

リモコン操作で 360°アングルを変えながら周囲確認ができる(上段)。自車に合った3Dモデルが用意されている(下段)

周囲から俯瞰した3Dビューモードや、車両側から見た2Dビューモードなど、様々な視点でモニター表示を切り替えられる

周囲から俯瞰した3Dビューモードや、車両側から見た2Dビューモードなど、様々な視点でモニター表示を切り替えられる

また、ウインカーを出した時やバックギアに入れたときなどは、「トリガー連動」という機能で車両が進んでいく側の映像に自動的に切り替えることもできます。

さらに、車両の周囲にいる

人や車両をAIで検知

し、距離によって赤や黄色の枠でリアル映像や3Dモデルを囲み、警告音アラートを鳴らすこともできるのです。

AIで周囲の人を検知し、警告音でアラートを出すイメージ

AIで周囲の人を検知し、警告音でアラートを出すイメージ

危険エリアに人が接近した時に警告する人身事故対策機能

危険エリアに人が接近した時に警告する人身事故対策機能

4つのカメラ映像は、それぞれUSBメモリー(最大1TB。約60日間)で記録されるので、事故が発生した場合の原因究明などにも活用できます。

気になるお値段ですが、「オープン価格」とのこと。ご興味のある方は、INBYTEに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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