管理人のイエイリです。
建設現場の撮影や測量などに使われるドローン(無人機)は、離着陸や飛行を含めて自動化の方向に進んでいます。
一方、ドローンレースの分野では、曲がりくねったコースに設定されたゲートの数々を潜り抜けながら、猛スピードの飛行を行うため、ドローンから送られてくるリアルタイム映像をパイロットが見ながら手動で操縦するテクニックを競っています。
その俊敏な動きは、建設現場のドローンとは対照的です。
DRONE SPORTS(本社:大阪府箕面市)は、国産ドローンブランド「Rangle」を展開するほか、ドローンレースの企画運営や、国際的に強豪のドローンチーム「RAIDEN RACING」の運営などを行ってきましたが、最近はその技術を生かして、
ナ、ナ、ナ、ナント、
プラントや橋梁の点検調査
にも力を入れているのです。(DRONE SPORTSのプレスリリースはこちら)
同社はドローンレースのノウハウや技術力を生かして、プラント点検用ドローン「Rangle5」を開発し、100件以上の現場で点検を行ってきました。
同社は現在、新型機「Rangle6」を開発しています。
その用途は、屋内で
リアルタイムに点群測量
を行うことです。
点群測量を行うため、Rangle6には3D計測用のセンサーである「LiDAR」が搭載されており、機体のサイズは直径400mm程度を予定しています。
将来的には周辺環境を計測して自己位置を推定し、人工衛星による位置計測が使えない「非GNSS」環境下での自律飛行も目指しています。
一方、価格が高くなりがちなセンサー類は、屋内リアルタイム点群測量に必要なものに限定することで、機体のコストを可能な限りコストダウンしています。
同社は2025年2月下旬から、この機体によるデモンストレーションを行い、同6月ごろに実運用やサービス開始を目指しています。
デモなどにご興味のある方は、DRONE SPORTSのウェブサイトからお問い合わせください。