地盤ネットが3D点群データから測量図面を作成! 現場作業は推奨カメラによる“1人撮影”だけ
2025年2月13日

管理人のイエイリです。

現場の現況図面はこれまで、専門の技術者が二人一組で現地調査を行い、そのデータから手間ひまかけて作成していました。

しかし、昨今の人手不足時代には、現地調査を行う技術者の確保が難しくなりつつあります。

そこで地盤ネット(本社:東京都新宿区)は、全く新しい方法による測量図面作成サービスを開発し、2025年6月から提供予定です。

この新しい方法では、現地での作業は1人だけでよく、

ナ、ナ、ナ、ナント、

“推奨カメラ”で撮影

するだけなのです。(地盤ネットホールディングスのプレスリリースはこちら

現場を計測した点群データをパソコンに取り込み、図面化する作業(資料:地盤ネットホールディングス)

現場を計測した点群データをパソコンに取り込み、図面化する作業(資料:地盤ネットホールディングス)

完成した測量図のサンプル。三斜を切っているのに注目(資料:地盤ネットホールディングス)

完成した測量図のサンプル。三斜を切っているのに注目(資料:地盤ネットホールディングス)

推奨カメラの例(資料:地盤ネットホールディングス)

推奨カメラの例(資料:地盤ネットホールディングス)

このサービスは、地盤ネットのデジタルツイン技術と、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)事業で培った高度なCAD技術を融合させて、点群データから測量図面としての精度を備えた図面を作成するものです。

現場での作業を「撮影だけ」に特化することで、従来の測量プロセスが大きく効率化します。

気になるのは“推奨カメラ”の機種です。プレスリリースに掲載された写真を見ると、複数のレンズが付いたカメラの写真が掲載されています。

この写真を手掛かりに画像検索してみたところ、中国製の

「4DKanKan Meta」

というカメラであることがわかりました。

4DKanKan Meta」は地上型レーザースキャナーとウェアラブルSLAMスキャナーを組み合わせたカメラで、ジオサイン(本社:東京都千代田区)が日本総代理店となっており、その販売代理店であるTAJIMAデザインのウェブサイトでは、税込み400万4000円で販売されています。

上の動画を見ると、一般の360度カメラよりもかなり大きなサイズであることがわかります。これで測量図面が作れるなら、画期的なサービスといえそうです。

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