EARTHBRAINが“走る建設DX基地”を発売! 建機の遠隔操作や現場のWi-Fi化機能を搭載
2025年4月21日

管理人のイエイリです。

ドローンやICT建機、BIM/CIM、クラウドを駆使した情報化施工を行うためには、現場に電源や通信ネットワーク、パソコンを使えるインフラを準備する必要があります。

しかし、災害現場での復旧作業など、スポット的に情報化施工を行いたいとき、インフラ整備の方に時間がかかってしまうとどうしても初動が遅れがちになります。

そこでコマツと、「Smart Construction」事業を支える子会社のEARTHBRAIN(本社:東京都港区)は、現場に急行してすぐに情報化施工などが行える移動式のDXオフィス「Smart Construction Teleoperation – モビリティーオフィス」を共同開発し、2024年12月にコマツカスタマーサポート(本社:東京都港区)を通じて発売しました。

移動式のDXオフィス「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」の外観(以下の写真、資料:EARTHBRAIN)

移動式のDXオフィス「Smart Construction Teleoperation – モビリティーオフィス」の外観(以下の写真、資料:EARTHBRAIN)

車両の中はエアコンを装備した快適な作業空間となっており、パソコン、モニター、デスクなどが使えるほか、

ナ、ナ、ナ、ナント、

建機の遠隔操作

システム「Smart Construction Teleoperation」のコックピット機能までを備えているのです。(EARTHBRAINのプレスリリースはこちら

車両の内部はエアコンで快適に空調され、パソコンや建機の遠隔操作用ジョイスティックコントローラーまで備えている

車両の内部はエアコンで快適に空調され、パソコンや建機の遠隔操作用ジョイスティックコントローラーまで備えている

車両型なので、さまざまな現場へ迅速に駆けつけて、モビリティーオフィスからすぐに遠隔操作が行えます。

さらにSmart Constructionの各種ソリューションをその場で活用し、ドローンなどで取得した測量データから地形情報をデジタル化し、施工現場の現状の見える化、進捗管理などをモビリティーオフィス内で行えます。

特に災害時には、災害現場で被災地の状況を関係者間で共有できるようになり、迅速な復旧作業が行えます。

ベースとなる車両はトヨタ自動車のハイエースまたはフィアットのDUCATO(デュカト)の2種類から選べます。

●「Smart Construction Teleoperation – モビリティーオフィス」の仕様

項目 トヨタ自動車
HIACE
FIAT Professional
DUCATO
寸法(mm) 全幅1880×全長5380×全高2285
(サイドラダー架装時:全幅2130mm +250mm)
全幅2050×全長5995×全高2525
(サイドラダー架装時:全幅2300mm +250mm)
専用架装
内装
AC100Vエアコン、ポータブル冷蔵庫、車内コンセント、外部供給電源対応
専用架装
外装
ルーフラック、サイドラダー、サイドオーニング
搭載品 ・建設機械向け遠隔操作システム(専用ソフトウェア、コントローラー)
・DX装備品(PC、32インチモニター、モニターアーム、チェア 各2セット)
・通信不感地対策Wi-Fiパック(親局セット・子局セット 各1セット)
・ポータブルバッテリー(容量2042.8Wh/AC出力100V22A/ソーラー充電器接続可能)

また、ネットワーク環境が不安定な場所では、Starlinkなどの衛星インターネット通信サービスを使った「通信不感地対策Wi-Fiパック」の

親局と子局のセット

も搭載しているので、車両の周辺にWi-Fiネットワークをすぐに構築できます。

どこでもすぐに情報化施工が行えると、災害時はもちろんのこと山間部を移動しながら行う工事などのDX化も加速しそうですね。

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