管理人のイエイリです。
ハイブリッドカーや電気自動車(EV)、太陽光発電パネルなどは、補助金によって一気に普及が進みました。
今度は住宅のエネルギー消費を最適化する「HEMS(住宅用エネルギー管理システム)」の導入にも補助金が出ることになり、昨日(4/10)、対象機器が発表されました。
環境共創イニシアチブを通じて実施される平成23年度「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(HEMS導入事業)」というもので、
ナ、ナ、ナ、ナント、
6社、11製品
が補助金の対象に選ばれたのです。
●平成24年4月10日現在の補助金対象機器一覧(資料:環境共創イニシアチブ)
メーカー名 | 機器型番 |
設置対象 (新築・既築) |
工事の 有無 |
製品情報 |
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日本電気株式会社 | IG0001STS/SK | 新築 | 有 |
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日本電気株式会社 | IG0001STK/SK | 既築 | 有 |
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日本電気株式会社 | IG0001STC/CM | 新築・既築 | 有 |
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シャープ株式会社 | JH-RTP1 | 新築・既築 | 無 |
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シャープ株式会社 | JH-RTP2 | 新築・既築 | 無 |
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東芝ライテック株式会社 | BTR12-A01 | 新築・既築 | 有 |
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東芝ライテック株式会社 | BTR12-A02 | 新築・既築 | 有 |
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積水ハウス株式会社 | GF-HEMS-01 | 新築 | 有 |
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大和ハウス工業株式会社 | KIT-DHEMS-01 | 新築・既築 | 有 |
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トヨタホーム株式会社 | THHEMS-01M | 新築 | 有 |
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トヨタホーム株式会社 | THHEMS-01K | 新築 | 有 |
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これらの製品を日本国内の住宅所有者などが購入するとき、10万円の補助を受けることができます。申込受付開始日は平成24年4月19日で、この日以降に購入、契約、設置されたものが補助の対象になります。
この決定を受けて、東芝と東芝ライテックはニュースリリースを発表し、HEMS事業の取り組みを強化することを明らかにしました。
今回、東芝ライテックは5月7日に発売するHEMSのパッケージ機器 「HEMS Aパック01」(BTR12-A01)と「HEMS Aパック02」(BTR12-A02)が補助金対象に採択されました。
これらのパッケージ機器は、東芝グループが運営するHEMSサーバーと各住宅をインターネットで接続するホームゲートウェイ「ITアクセスポイント」と、住宅内の電力使用量を計測する「IT電力計測ユニット」からなります。
さらに家庭内のパソコンやタブレット端末などの画面で、空調や照明などの電力使用量を「見える化」したり、空調を遠隔制御したりすることができます。
機器の制御には、スマートコミュニティアライアンス(JSCA)のスマートハウス標準化検討会が「公知な標準インターフェース」として推奨する「ECHONET Lite」が使用でき、住宅内のエネルギー管理を効率的に行えます。
住宅内エネルギーの「見える化」画面の例(資料:東芝、東芝ライテック。以下同じ) |
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HEMSの構成図 |
東芝グループでは補助金により、HEMSの導入が本格化すると見込んでおり、
東北被災地の復興住宅向け
にも、電力不足対策の省エネニーズに対応できるとしています。
補助金の額は10万円ですが、HEMSにより住宅のライフサイクルエネルギーコストはその何十倍も節約できそうですね。
東芝グループ以外の各社も、補助金制度をテコにHEMS事業の拡大を目指している企業は多いと思われます。エコカーや省エネ改修のように、補助金ネタを住宅設備のセールストークに生かしてみてはいかがでしょうか。