管理人のイエイリです。
建設現場には、常に危険が潜んでいます。高所作業や重量物の取り扱いから、足場の安全性、そしてここ数年は猛暑による熱中症リスクも加わり、施工管理者の負担は増える一方です。
こうしたリスクを経験や勘だけに頼って把握するのは、思わぬ見落としもありそうですね。
そこで長谷工コーポレーションは、施工管理者の危険予測を支援するシステム「Kizuki AI」を開発し、活用を開始しました。
パソコンやスマートフォンに、工種や作業内容、天候、気温などの基本情報を入力し、現場の写真をアップロードするだけで、
ナ、ナ、ナ、ナント、
生成AIが想定リスク
を解析し、具体的な対策を提案してくれるのです。(長谷工コーポレーションのプレスリリースはこちら)
例えば、「直射日光が強い→熱中症リスク」といった具合に指摘をし、さらに「水分補給を徹底」といった対策まで併せて出力されるため、管理者はそのまま安全指示に活用できます。
システムの使用イメージは、「入力画面」に工種、作業内容、天候、気温を入力し、作業現場の写真をアップロードすることで、「AI予測結果の提示画面」にAIが予測したリスク、対策が瞬時に表示される仕組みになっています。
開発にはオープンソースのAI開発プラットフォーム「Dify」を活用しました。
このシステムのポイントは、何と言っても現場状況を集約した写真から生成AIが様々な情報を読み取り、その現場ならではの指摘を行ってくれることでしょう。
例えば足場に資材が散乱している状況が写っていると、「つまずきや転落の危険があります」「通路を確保しましょう」といったことを言ってくれるのです。
このシステムは2025年8月現在で、首都圏にある同社のすべての建設現場129カ所で使われていますが、若手の施工管理者に
新たな気づき
を与える効果が確認されました。
つまり、若手が見落としがちな現場のリスクや対策を、生成AIがフォローしてくれるというわけです。
このシステムは順次全国展開が予定されています。施工管理者の安全管理をAIがサポートすることで、現場の事故リスクを減らすだけでなく、管理者の育成にもつながる。まさに一石二鳥の取り組みですね。



















